【読書日記】「理」と「情」の狭間 大塚家具から考えるコーポレートガバナンス | 千葉市ではたらく社長のブログ

 

当時メディアで取り上げられていた時期に情報を少し聞きかじっていたけど、

あるイベントで直接お話を伺うことがあって、

改めて興味を持ったので数年前の本を手に取りました。

 

ストーリー性が良いのか、

感情移入が強かったのか、没頭して読んでいました。

 

 

 

 

 

騒動のきっかけにもなっているのが、会長に退いたお父様が

創業の地である埼玉県・春日部市に設備投資をするという意向に対して

同意しなかったことだとか。

当時、

売上 562.3億円、利益     8.5億円

の時に総工費100億円の採算が不透明な設備投資を行うというものだったとの事。

 

金額は違えど自分自身にも同様の経験があり、

売上と利益に対しての投資額の割合でいけば、

自分自身の方が大きかったことに当時の自分自身の言動を肯定された気にもなり

少し心が救われた。

 

 

 

後半(210ページ)には世の問題が書かれている。

 

創業者と後継者の役割について、

ある記者会見で久美子氏が話された内容が今の自分をとても勇気づけた。

 

創業者はある種のカリスマ性があって独自の特別な能力で引っ張っていく。

その創業者に代わる人材はなかなか見つからず、その人がいなくなって

崩れ落ちるようにしてはいけないので、組織も変わっていかなくてはいけない。

このような事を話している。