教科書って奥深いと感じた出来ごと | 千葉市ではたらく社長のブログ
高校の教科書の検定結果が発表され、
新聞各紙でそれぞれ書かれる視点が違っていて面白かった。

産経    不適切表現パス 基準疑問
読売    脱ゆとり
日経    震災に学ぶ
千葉日報  「想定に従う」待った!


中でも個人的に面白かったのは我らが千葉日報!(ただ千葉県民なだけです)
他の3紙は内容について気になる箇所を用いながら総括している感じに受けたが、
千葉日報は少し違った。
それは検定を通らなかった、一つのエピソードを記していた。
主観だけどそれが実に深く、仕事や生活をする上で重要に感じた。

===平成24年3月28日 朝刊紙面より===
 
想定外の巨大津波だった震災を受け、
教科書会社が「想定をもとに適切に行動する」と記した事に対し、
「常に想定に従っていれば良いかのように誤解する恐れがある」と検定意見が付いた。

中略

担当者は「防災を学ぶことは災害が多い日本で生き抜く事に直結する。
科学の目を持ち、自分で判断できるようになってほしい。」と話す。
同社は当初、
「災害に対してさまざまな想定を行い、災害が発生したら想定をもとに行動する。」
と記したが、検定は認めなかった。
文部科学省の教科書調査官だけでなく、教科書審議会が「待った」をかけたと言う。
その後、
「さまざまな想定を行うとともに、
災害が発生したら状況を判断しながら、冷静に適切に行動する」と修正した。

===引用ここまで===

なぜ深いと思ったか・・・
「常に想定に従っていれば良いかのように誤解する恐れがある」 という判断から、
「さまざまな想定を行うとともに、災害が発生したら状況を判断しながら、
冷静に適切に行動する」 に修正したという部分。

想定に従う 
= 決めごとに従う

想定をしながら状況に応じて冷静、に行動する 
= 準備しながら状況に応じて判断する。


私も社内でよく社員に話す事があって、
「過去値を活かしながら現状に合った判断をしなさい。」と良く話します。

コンサバティブな考えだったり、自分で判断出来ないとどうしても、
「前はこうだっかたら」
「誰かが言ったから」
「自分はこう思わないんだけど・・・」

などと、過去値や想定に従い過ぎて現状に合わない判断になる事が少なくない。
何が起きるか分からない時代、何をやっても大差ない時代だからこそ、
エッジの効いた斬新な行動も時には必要かと思う。

またもっと悪いと、想定に頼り?想定のせい?にして、
責任感の無い仕事にもなりかねない。

教科書は学生時代から進んで読まなかったが、
卒業し数十年が経った今でもふとした時に、
「そういえば先生こんな事いってたな」と思いだし、判断の手助けになる事がある。

この他にも、日経の「災害とデマ」というコラムを情報科に載せたりと、
現代社会に沿った内容の記述もあったので、次回以降に書きます!

それにしても、教科書ってやっぱり凄いんだな~!