おいしいとんかつ屋さんを紹介して頂き、大満足。
とんかつをつまみにお酒って初めてだったけど、意外においしい組合せでした。
書評の連続になってるけど、今回のはベンチャー企業に在職中に読んだ本。
過去に読んだ本はあまり読まなかったけど、立場や考え方が変わるとまた違った視線で面白い。
なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?/パコ・ムーロ

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書中で興味深かったのが、2か所。
「自ら動く新入社員と指示待ちベテラン社員」
とある会社でリストラが発表され、長くいるベテラン社員がリストに挙がり、
最近入社したばかりの新入社員がリストに無い事をベテラン社員が納得が行かず、
社長へ直談判をしに行った。
その時社長は彼に
「あそこに見える漁船の船員に話をしに行って、
何か私たちの興味を引きそうな物がないか見にいってくれ」
とお願いをした。
その彼は、
・船の行き先と、港への立ち寄り目的を聞く。
・買い取るのは難しい。地元に帰ればバイヤーが良い値段で買ってくれる。
・船員は夕食を取りに行ったので、終えてからにします。と・・・
彼らは20で売っているそうです。私たちが買うならそれを上回る必要があると思います。
・私なら23を提示して、最悪26までが限度です。
・あすの朝交渉へ行ってきます。
じつに社長⇔船員の間を4~5往復して答えにたどり着く。
その後、
自ら動く新入社員に同じ質問の
「あそこに見える漁船の船員に話をしに行って、
何か私たちの興味を引きそうな物がないか見にいってくれ」
したところ、30分後に戻ってきて、
船長と話し、
・目的
・地元での売値
・出発日
・夕食を取れるお勧めのレストランの紹介
・20での取引交渉
・20で買う為の条件面の詰め
・相手にメリットのある提案をした成果として、今後の取引の約束
全てを1回で完結してきた。
ベテランか新人かは別として、このような新入社員のような仕事は大変評価出来ると思う。
自分自身の考えで動き、選択肢を作りあとは決裁権者に判断を仰ぎに行く。
そこには芯があり、自分自身が求められている役割を理解している。
2つ目
エグゼクティブの責務は「判断を下す事」と「統制をはかること」
決定を下す責務があるのは集団は最終的な決定を下す人、決定を下す責任を負う人を必要とするから。
統制しないまま仕事をまかせてもうまくいかない。
誰かが、みんなの仕事をコーディネートし、ハイレベルな生産性を要求してそれを維持し、
やる気を起こさせ、進捗状況をチェックし、誤りを訂正する必要がある。
部下たちの行動に、ある程度自由を与えるのはいいことだが、多くの人は統制をはかることで、
信頼関係が損なわれると思っている。
しかし実際はその逆で、正しい形で統制をはかられている限り、信頼関係は強まることになる。
部下には上手に管理される「権利」がある。
判断を下す事、統制をはかること。
両方とも奥が深く、今の会社には後者があまり出来ていないように思う。
そう思うという事は、自分自身が統制をはかれていないという事だ。
今までの会社は、社員間のコミュニケーションも無く、トップダウンだったが故に、
自分の意見も言えない社員が増え、指示待ち、新しいもの嫌いになってしまっている気がする。
でもひとつ良い兆しがあるとすれば、あるチーム単体のミーティングを設けた事。
あくまで自分はオブザーバーになり、会議の行方を見守り、時にコントロールする。
そうすると意外やイガイ。
今まであまり口を開かなかった社員が、意見を発表したりと活性化されている。
そして自ら考え行動を起こすようになれば、良くなっていくだろう。
まだまだこれからである。