幼き頃の思い出 第二弾
これは僕がこの世に生を受けて
覚えている最初の出来事かもしれない
それだけ印象的だったのだろう
僕は三つか四つ
ひとりで居間で積木遊びをしていたような
母は奥の部屋の掃除をしていたように思う
居間のガラス戸は全開
積木遊びに夢中になっていた僕の前に
突然赤い鳥が飛び込んできたのである
びっくりして大声で泣き喚いた僕
何事かと飛んできた母
赤い鳥はしばらく逃げ場を失い
バタバタとしていたが
そのうち外へ飛び出していった
ただこれだけの話なのだが
今でも鮮明に覚えているのは何故だろう？
あの赤い鳥は幸運の遣いだったのか？
それとも・・・と思うのである
【今日の短歌】
あの時のあの赤い鳥幸運を
もたらし消えた一瞬の出来事
それでは、また。感謝。