続き
その日の帰宅途中、最寄駅のお菓子屋さん。
高級そうで美味しそうなお菓子ミニパック。
4個購入。
2個はコーモリのお礼。女の子と年配の女性。
1個は職場のみんなへ。
もうひとつは自宅用。
(この味ならみんな喜んでくれそう!)
そして次の日、乗換駅でいつものデンチャ。
しかし、女の子は見当たらなかった。
年配の女性もどの人か確信がない。
どうしたものかと思っていると
女の子がいつもと遅れて乗車してきた。
すかさず、やす地蔵。
昨日のお礼とお菓子ミニパック1個を差し出す。
「昨日は間に合った?一緒にいた女性は知り合い?」
と聞くも、キョトンとして
「私、耳が聞こえません。」
「えっ。」そうだったのかと・・・
それでも察してくれて
「ありがとう」と受け取ってくれたミニパック。
年配の女性のために用意した
もうひとつも差し出して
ミニパックふたつバックに仕舞い込んでくれた。
と、次の瞬間。女の子。
おもむろに立ち上がって近くにいた
ステッキを持った女性(あの年配の女性?)に
近付き、僕があげたものと違う
お菓子を差し出してお礼の言葉。
女の子は自分の席に戻ると
「昨日、駅アナウンスが聞こえなくて
あの方に誘導していただきました。」と。
「そのお礼です。」と。
あの右往左往した数分間でドラマがあったのか。
女の子も僕と同じように
お菓子に託して感謝の気持ちを表現。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃない。
ちょっと嬉しく、
ちょっとだけほっこりした話。
おしまい。
それでは、今日も楽しく行ってきます。感謝。