発達障害の子育てで
同じように悩んでいる方いませんか。
幼稚園の頃
食べられるものが限られていた時期があった。
てんかんの薬の影響で
味覚がうまく感じられなかった。
一時期は
クッキーしか食べられなかった。
違うものを食べさせようとしても、
少し混ぜただけで気づいてしまい、
吐いてしまうこともあった。
どうしたらいいのか分からず、
騙し騙しやるしかなかった。
それでも——
主治医の先生に、
こう言われたことがあった。
「焦らなくていいよ。
クッキーでも食べられていたら大丈夫。
そのうち食べられるようになるから」
その言葉に、
どれだけ救われたか分からない。
それから少しずつ、
変化はあった。
私たちが食べているものに
興味を持つようになり、
食べられるものが増えていった。
でも、
一番大きかったのは——
小学校の担任の先生の存在だった。
50代のベテランの先生で、
息子のことをよく見てくれていた。
なぜか、
息子はその先生のことを
とても信頼していた。
その先生は、
「食べてみる?」
と声をかけてくれた。
無理にではなく、
自然に。
そして、
一口でも食べることができたら
「すごいね」
と、しっかり褒めてくれた。
周りの友達も、
一緒になって「すごいね」と言ってくれた。
その積み重ねが、
大きかったのだと思う。
気がつけば——
小学校3年生の頃には、
嫌いなものがほとんどなくなっていた。
あの頃は、
この先どうなるのか分からなかった。
ずっとこのままかもしれないと
不安になることもあった。
でも——
変わることもある。
ゆっくりでも、
変わっていくこともある。
そして——
どんな関わり方をするか。
誰と関わるか。
その影響は、
想像している以上に大きいのかもしれない。
あの頃のことを思い出しながら、
この記事を書いている今も——
どれだけ多くの人に支えられて
子育てをしていたのかを感じる。

