発達障害の子育てで、
「ちゃんとやっているのに」と感じたことはありませんか。

 

いつからだったのか、
正直、はっきりとは思い出せない。

だけど2年生ころからであっただろうか。

 

目立ったいじめがあったわけでもない。

 

 

でも——

気がつけば、
学校が終わったあと、

男の子の中には入らず、
女の子の中に混じって帰ってくることが
多くなっていた。

 

 

男の子同士で遊ぶことも、
少しずつ減っていった。

 

 

その変化を、
どこまで理解できていたのか。

今となっては、分からない。

 

 

きっかけは、
子ども同士のことではなかった。

 

親同士の関係が、
少しずつ変わっていったことだった。

 

それまで、
家族ぐるみで関わることもあった関係が、
ある出来事をきっかけに、
距離ができてしまった。

 

その変化は、
大人同士だけのものでは終わらなかった。

 

気がつけば、
子ども同士の関係にも影響が出ていた。

 

それが、
息子が仲間外れになっていく
きっかけの一つだったのかもしれない。

 

 

その親は、
他の親ともトラブルを起こしていたと
だいぶ後から知った。

 

 

それでも——

その時息子に対して、
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 

そしてある日、息子が、
「もう限界かもしれない」

そう言った。

 

その言葉を聞いた時、
私にできたのは、
環境を変えることだった。

 

単身赴任で、
ほぼ母子家庭の状態。

てんかんの通院も、
安定して受けられる場所ではなかった。

 

いくつかの理由が重なり、

私は、
実家の近くに引っ越すことを決めた。

 

それが正しかったのかどうかは、
今でも分からない。

ただ——

あの時は、
それが最善だと信じるしかなかった。

 

 

新しい環境に変われば、
うまくいくと思っていた。

 

 

でも——

そこには、
大人には見えにくい、

子どもたちの世界の中での
別の難しさがあった。