読売新聞(2010年11月14日03時04分)
スー・チーさん解放、7年半ぶり自由に
【バンコク=岡崎哲】ミャンマー軍事政権から自宅軟禁下に置かれていた同国の民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさん(65)は13日夕(日本時間同日夜)、約7年半ぶりに拘束・軟禁状態から解放された。
軍政当局筋は、スー・チーさんが「完全に自由」で、解放に政治活動の制限などの条件が付いていないことを読売新聞に明らかにした。
ヤンゴンにある自宅の門に姿を現したスー・チーさんは、数千人の支持者の前で「(民主化実現の)目標を達成するため、私たちは力を合わせなければならない」と政治活動を再開する考えを示した。同夜、自ら率いてきた民主派政党・国民民主連盟(NLD)の幹部から、同党が7日の総選挙をボイコットした後の最新情勢について自宅で説明を受けた。14日には党本部で演説し、記者会見も行う予定。
「アウンサン・スー・チーはミャンマーを民主化しようと努力しているが果たせない悲運の女性で、軍事政権はそのスーチーさんを幽閉し、言論の自由を奪っている。」
というのは、欧米が作った情報操作(プロパガンダ)で、ミャンマー人の努力をぶち壊しているのがアウンサン・スー・チーその人ではないかと思う。
英国の植民地支配でメチャメチャにされた国を、痛ましい犠牲を払いながら一つ一つ解決し、どうにか国の形態が整った時に、スー・チーがイギリスから英国人の夫と共に帰国してきて民主化を叫んで引っ掻き回しているとしか思えないのである。
彼女は植民地時代の支配階級だった山岳民族やミャンマーの不満分子を糾合し、国民民主連盟(NLD)を結成して政権奪取を狙っているが、所詮英国の操り人形でしかなく、民主化運動という美名の下に、欧米がもう一度自分たちの支配下に置こうという工作に加担しているだけではなかろうか。
現在のミャンマー軍事政権を擁護するつもりはサラサラありませんが、「軍事政権=悪」と考えてしまうのは、GHQによる洗脳教育によるものかもしれません。