神戸新聞(11/13 09:40)
「「いじめ防止条例案」公表 意見を公募 小野市」
通報など市民や企業の責務明記
小野市は十二日、学校や職場、地域などあらゆる場所でいじめをなくすことを目的とした「いじめ等防止条例」案を公表した。学校内のいじめだけでなく、高齢者虐待やDV(ドメスティックバイオレンス)、セクハラ(性的嫌がらせ)も対象とし、市民や企業にも通報などの責務を定めている。
市は案に対する市内在住・在勤者の意見を二十日まで募り、十二月の定例市会に最終案を提案、来年四月施行を目指す。
市が今年五月に市内の小中学生約三千人を対象にいじめの実態を調査したところ、26%が「前の学年でいじめられた」と回答。「想像以上にいじめが広がっている」として条例案を検討していた。
条例案は全十七条。第三条で「すべての市民は、何人に対しても、いじめ等をしてはならない」と規定。市民にはいじめ情報の即時通報の義務を、企業にはいじめのない職場づくりを求めた。
市は来春にも条例に基づき「いじめ等防止市民会議」を設置する方針。条例案閲覧と意見提案は市いじめ担当グループTEL0794・63・4311
「人権擁護法案」と同じ胡散臭さを感じます。( ̄ω ̄;)
こんなんは倫理の問題であって、法や条例で縛り付けるものではないと思うぞ。
親が自分の子供にまともな道徳教育ができていない以上、さっさと「徳育」を教科化すべし!
世界日報社説(2007年10月12日)
「学校道徳教育/規範欠如に危機感薄い中教審」
学習指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)内で、政府の教育再生会議が打ち出した道徳の教科化への反対論が強く、実現が困難な情勢になっている。
この背景には、審議会委員の中に、教科化を「価値観の押し付け」とする誤解や、家庭や地域社会の教育力の低下により、比重を増す学校教育の役割に対する認識不足があるのではないか。また、若者の心の荒廃に対する危機感の薄さも感じられる。
数値の評価にこだわるな
教科化の見送りは、道徳教育に反対する日本教職員組合(日教組)を勢いづかせるだけでなく、青少年の規範意識向上を願う国民を裏切るものだ。道徳教育の充実は教育改革の柱であり、国家百年の大計である。中教審は認識を改め、真摯(しんし)に議論を進めてほしい。また、所信表明演説で「徳育にも力を入れる」とした福田康夫首相も指導力を発揮すべきだ。
未成年者による凶悪犯罪の増加や性秩序の乱れ、自殺者も出す陰湿ないじめなど、若者の規範意識の欠如は目に余るものがある。最近でも、万引きをした少年二人を捕まえようとしたコンビニ店員が刺殺される事件が大阪で起きたばかりだ。このほか、公共の場での自己中心的な行動など、大人が若者の心の乱れを実感することは日常茶飯事である。
だからこそ、改正教育基本法はその第二条(教育の目標)で「豊かな情操と道徳心を培う」と謳(うた)っている。また、教育再生会議の報告書に「学力の向上」とともに、「高い規範意識を身に付けさせる」が盛り込まれたのも、道徳教育の充実を切に願う世論を反映したものである。
中教審委員が道徳の教科化に反対する理由は幾つかあるようだ。その一つは、教科化が「国の価値観の押し付けになる」という意見である。しかし、これは日教組などの左翼勢力の言い分を鵜呑(うの)みにするもので、筋違いだ。
学習指導要領に「道徳的な心情、判断力、実践意欲と態度などの道徳性を養う」と記してあるように、道徳教育とは一つの価値観を教えるものではなく、道徳的な行動を主体的に取れるよう、道徳心を培うものである。従って、正式な教科となって、検定教科書を使った授業になったとしても、この学習指導要領の基本が変わらなければ、価値観の押し付けになろうはずがない。
さらに、教科化の条件には、児童・生徒を数値で評価する必要があり、それが道徳にはなじまない、という反対理由もある。しかし、これは教科に対する硬直した考え方である。正式な教科になったからといって、必ず数値で評価しなければならないと考えるのでは、柔軟性に欠ける。「徳育」を「新たな教科」とした教育再生会議の提言のように、これまでの教科とは違った位置付けで、評価も記述式など工夫すれば良いことだ。
現在の「道徳の時間」は正式な教科でないため、学校の諸行事などにしばしば振り替えられるなど、児童・生徒の道徳心を育てる上で十分な役割を果たしているとは言い難い。中教審はこの現実をも踏まえて、適切な策が何であるかの議論を深めてほしい。
国民の期待は薄れない
道徳教育に対する中教審の後ろ向きの姿勢は、青少年の心の荒廃についての認識の甘さとともに、教育改革を進めた安倍前政権が志半ばで倒れたことも影響しているだろう。しかし、政権が代わっても、道徳教育に対する国民の期待が薄れることはないのだ。
サヨ勢力が必死こいて安倍さんを引きずりおろしたのは、ここら辺にも理由があるのでせう。(-ω-;)