
『Get Ready』/ King Curtis
『Instant Groove』に並ぶ、キング・カーティスの円熟期(1970年)にレコーディングされた傑作です。いまだCD化されていませんが、これを聴くためだけにレコードプレイヤーを買う価値があります。(・ω・)ノ
特筆すべきは、B面1曲目の『Teasin'』。
コーネル・デュプリーの初ソロアルバムのタイトル曲で、ご存知の方も多いと思いますが、実はこのオリジナルバージョンはロックファンにとっても貴重な音源なのです。
以下は『Teasin'』セッションのレコーディング・メンバーです。
King Curtis (ss)
Delaney Bramlett (g)
Eric Clapton (g)
Jim Gordon (dr)
Carl Radle (b)
Bob Whitlock (org)
Bobby Keys (ts)
Jim Price (tp)
このメンツを見て、ピンときた方はなかなかのロックファンでしょう。( ̄ー ̄)
デラニー・ブラムレットと言えば、ボニー・ブラムレットとの夫婦デュオ「デラニー&ボニー」が有名ですが、エリック・クラプトンの初ソロアルバム『Eric Clapton』のプロデューサー兼アレンジャーでもあります。そして、リズム隊の Jim Gordon, Carl Radle, Bob Whitlockの3人は「デラニー&ボニー」のバックメンバーで、『Eric Clapton』のレコーディングを経て、デレク&ザ・ドミノスに参加していったメンバーなのです。
キングカーティスのソプラノ vs クラプトンのワウ・ギターの絡みが絶妙でGood!(o^-')b
ということで、この『Teasin'』は、ロック史の1ページに刻まれるべき伝説のセッションと言っても過言ではありません。ヽ(´ー`)ノ
おまけに、A面5曲目の『Soulin'』
こっちには故リチャード・ティー先生と故エリック・ゲイル先生が参加されている。
ただし、パラディドル・エレピとパキ~ン・ギターではない。(^-^;)