お金持ちたちの世界 | 世紀末救世主伝説

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お金持ちたちの世界
 

真の富豪が求めるものとは?

富豪と成金を分かつもの

世の富豪と呼ばれる人たちには
絶対的な世界観とそれを裏付ける経験・教養がすべからく身についている。※1

反面に、成金と呼ばれる人たちは
カネを稼ぐことに関しては超一流なのかもしれないが
価値を手にするには経験や教養が浅く、それらを保つことができない。


これは稼ぎ方の面にもよく出ている兆候なのだが、
富豪たちは才能ある人たちに資金を提供して専門性の自治分権を促して
自身の知名度や権威はできるだけ低く、実権はより広範に及ぶように
他者の金銭的介入を排した一族経営の無名財閥を展開していく。


その反面教師ともなるのが成金たちで、
一般大衆に人が他者に基本的に有する公共的信用を切り売りして
他者を裏切り、騙して収益することで社会的孤立を代償に大金を得る。

身近な例に、昨今の炎上系・教祖系Youtuberがこれにあたり
経験や教養が欠けることで絶対的な価値基準が定まっていないため
相対的価値の象徴である金銭を基準に価値を決定する事しかできていない。

つまり、金銭が今後の実権を拡大する手段としての始まりなのか
知名度や権威を象徴する尺度の最終地点なのかという点で
生き方の時点から分かたれている。
 

魔法の世界

具体的な内容は僕の専売特許が侵されてしまうから言わないけれど
この世には誓いや呪い、秘術や錬金術などの超常は実在しており、
これらはすべて、物質間の引力をつかさどる専門技能だ。

星の引力もあれば、人の老廃物にも引力の波長があって
波長が共鳴した時に物事がうまく流れて、交錯すると滞る。


シベリアのシャーマンやネイティブアメリカンの呪術師
アフリカや中南米の精霊使いだったりと
何かしらの極限状態の中に選ばれた者もいれば

中国や日本の奇門遁甲術や陰陽術、占星術のように
後天的に学識を習得して実践に使用する事ができる者もいる。

アドルフ・ヒトラーはこれらの中では前者にあたり
加えて、後者にあたる学識を有する者たちを周辺に固めて
宗教国家ナチスの運営に携わっており、
彼らを雇っていたのは富豪(賢者)たちであった。 


 

ただ、先天的に引力を司る者たちは直接(世俗)的な利益や
死と生の執着に関わる物事へと触れると直感が鈍るため
精神的な疲弊に重度のうつや激昂を起こしてしまう。

これもまた、ヒトラーがいい例だろう。


このように公共の利益や技術の研究においては
彼らは最大限の力を発揮して世の中の貢献できるのだが
 

争いごとや奪い合いではこの才能は逆に裏目となってしまうため
サンジェルマンや諸葛亮のような引力の学者を雇えばいいだろう。

                                   おわり

※1 すべからくは誤用が元の意味を乗っ取った珍しい言葉である。