個性心理學研究所 第二本部 本部長の惠幸太郎です。
今日はどうぶつキャラ“狼”の話。
このお菓子を中心に話が展開していきます。
福岡銘菓のひよこ饅頭。
僕が小さい頃から馴染みのある甘くておいしいお菓子です。
先日、とある鹿児島市のご家族のお家へおじゃましたんです。
奥様のキャラは
25 穏やかな狼
表面 こじか
意志 子守熊
山岳
リアリティ
一応、Kさんとしますね。
Kさんの個性を簡単に解説すると
最初は他人を観察するが、親しくなったら大胆になる。みんなで楽しむのも好きだが、1人になる時間も大事。表向きは周りに話を合わせるが、結構独特な思考を持つ。家族、仲間思いで将来設計もしっかりしている。計算ごとは時に緻密になる。
といった感じ。基本、狼スペックをもっている方は、なにかとオリジナリティ溢れる方が多いです。
ちょっと話は逸れますが、鹿児島市から東へ100キロ離れた志布志という街には、これまた独創的、オリジナリティ溢れる思考を持つ
放浪の狼 Yさんという主婦がいます。
Yさんは志布志でカフェを経営しています。
Yさんは、Yさんで、丸い食べ物やお菓子を見つけると、頼んでもいないのにすぐにこんなことをして、「おい!見てみろよ!」と見せつけてきます。
要は「おめぇに似せてみたぞ!」と言いたいわけだ。
ちなみに僕のキャラはゾウ。
ゾウに一番強いのが、こともあろうに狼である…。
ただまぁ、個性心理学®︎に触れると、こういうことが起きたとしても⁉︎
「あぁ、狼ですもんね。」
と心の中の理解すれば、受け入れることができたりする(笑)若干の違和感⁉︎不思議感⁉︎はあるけれども…(笑)
そのYさん、最近は僕のことをどうしても「プリキュア好き」と設定したいらしく、カフェでメニューを頼めば、こんなことをしてくる。
このように、鹿児島の狼と言えば、西にYさんがいて、東にKさんがいるのである。
こちらの2人を合わせたら見事に「KY」となるが、そんなことを言ったら何をされるか分からない。
実際に発したことは一度もないが、もし発したならば「くわばらくわばら」ってやつだ。
当然こっちのくわばらさんではない。
KさんはKさんで、僕の風体を踏まえてだろう。やたらゴリラキャラを推してくる。
Kさんのお家には、でっかいゴリラのぬいぐるみがいる。Kさんはどうやらこのゴリラを、僕の生き別れた弟と設定したいらしいのだ。
ゴリラキャラで推したいKさん。
プリキュア好きで推したいYさん。
最近でこそ接点ができたこちらのお二人だが、接点ができる前からそれぞれこの思考。
この二人に共通しているのが狼スペックなのだ。
そしてゾウに一番強い。
Kさんのお家に行くと、そのキョーダイのゴリラが、玄関でこんな風に出迎えてくれたり…
前に訪問した時は、飲み物がバナナジュース、お菓子にバナナケーキ、そして果物のバナナそのものと、全てをバナナ尽くしで出してくれたこともあった。
そして唖然とする僕を見て、Kさんは大爆笑するのである。
前置きが長くなった。
いよいよ今回の話だ。
昨日、Kさんのお家を訪問すると、玄関にゴリラがいない。部屋を見渡すとどこにもゴリラはいなかった。
実はKさん、マンションのリフォームを行ったという話だった。
「あ!リフォームが済んだばかりだからゴリラは片付けたんだな。」
そう思ってリビングを見渡すと、特に風景が変わった感じもない。リフォームしたばかりだから、何か褒めようと
「あれ!壁紙、こっちの方が素敵ですね!」
と言うと、Kさんはマッチみたく、冷めた仕草で熱く見ない。ヒジョーにクールな眼差しで
「は⁉︎ 前からこれ(この壁紙)でしたけど?」
と言う。そして…
野沢雅子さん的に言うと
「おめぇ、勘違いしてねぇか?」
的に
「あの…リフォームは今からですけど。」
と言われてしまった。
個性心理学®︎におけるゾウは
人な話を聞いていないことがある
と言われるが、どうやらまたこれが出てしまったようだ。
自覚はないのだが、複数の方に指摘されたことがある。そして僕以外のゾウの方も、そのように言われたことがある方がたくさんいる。本当の話だ。
案の定、「また聞いてませんでしたね。」と言われ、こっぱずかしい中、テーブルに着くと、冒頭のひよこ饅頭とお茶が出てきたのだ。
ひよこ饅頭は大好きだが、いきなりいただくのはやはりマナー的にアレなので、しばらく世間話をしていた。
するとだ。
途中からKさんがソワソワしはじめた。
そしてひよこ饅頭のお皿をそっと差し出してきた。
どうぞ召し上がってくださいのサインととらえ
「あ、そろそろいただこう」
と、大好きなひよこ饅頭は楽しみにとっておくことにし、まずは小さなお饅頭からいただいた。
甘くてとってもおいしかった。
そしてまたしばらくKさんと談笑した。
そして…
楽しみのひよこ饅頭を食べるには十分時間を寝かせたうえで、手にとってパクリといただいた。
…はずだった。
ところが!
ところがである!
ひよこ饅頭は本来歯ごたえのあるお饅頭なのだが、噛んだ感触がフニャッとしている。
「ん?マシュマロ?」
そう思ってそのまま噛むとグワンと弾力で跳ね返る。そして口が独特の苦みを察知し、ここで
「わっ!ひよこ饅頭じゃない!」
と判断し、口から出した。この間、0.1秒。大げさな話ではない。
僕がひよこ饅頭と思っていたのは、どうやらひよこ饅頭に見せかけたレプリカだったのだ!
人間、ショッキングなことが起きると、目の前の出来事が走馬灯のよううに回るというが、あれは本当だ。
ひよこ饅頭を口に運んでから
「ん?マシュマロ?」→異常な弾力を感じる→「うわっ!苦い!」→口から出す
この一連の流れは僅か0.1秒ほどの出来事だったのだ。
音にすると
ガブッ、グワン、苦っ!、ペッ!
だ。
気がついたら目の前で、Kさんが大爆笑していた。
狼は一見、クールな方が多い。その狼が大爆笑している。
Kさんは「穏やかな狼」だが、大爆笑する姿はまさにこの「ネアカの狼」のイラストみたいだった。
しかしよくできた代物だ。
ちなみに本物のひよこ饅頭はこちらである。
よーーーーーーーく見ると、僕がかじったヤツは、背中のところに穴がある。
「誰か間違って食べないかしら。」
と浮かんだらしく、すぐ
「あっ、アイツがいた!」
と僕のことが浮かんだらしい。光栄なこと…なのかもしれない。
ただ、僕が訪問するまで待てなかったらしく、本物のひよこ饅頭の包装紙にラッピングして、ご本人の母親に渡したことがあったそうだ。ここまでくると徹底している。
ところがお母様、後に
「これ、不良品よ!」
と包装紙を開けることなく持ってきたそうだ。
「このひよこ饅頭、軽いの!中の餡が入ってないわ。不良品よ。」
と。これはこれですごい。ある意味偽物と見破ったのだから。
一方、僕は躊躇することなく口に運んだ…。
お母様の件があったので、Kさんは僕が騙されるか心配だったらしい。(なんの心配だw)
おまけにお菓子になかなか口をつけず、話を続ける僕にイライラしていたようだ(笑)
それで皿まで差し出したら、“じゃない”もう一つのお饅頭から食べたので、「あぁー‼︎そっちじゃない‼︎」と心の中で癇癪を起こしたらしい。
そんなこと言ったって、ひよこ饅頭が大好きだからこそ僕は最後にとっておいたのだ。そうだったからこそ、逆にショックが大きかったのだ(笑)
「母はすぐ見破ったのに、惠さんは見抜けませんでしたね!」
Kさんはそうおっしゃったが、当たり前である(笑)
まさかレプリカが出てくるなんて思いもしないからだ(笑)
想像を超えたいたずらだった。
まぁ、自分でも大爆笑だったけど(笑)
Kさん、お口直しにと、またお菓子を出してくれた。
僕はバウムクーヘンの周りを触って感触を確かめ、匂いを嗅ぎ、そしてそっと噛んでみた。
その姿を見て、Kさんはまた大爆笑するのだった。
水曜日のダウンタウンで、どっきりをかけられ続ける小峠の気持ちがちょっとだけ分かった気がした(笑)
気がつけば、あのゴリラが僕の隣にいて、励ますかのように片手を肩にかけていた。
と言っているようだ。騙されたあとなので、僕の目もなんだか切ない…。
長くなった。
狼は仕掛けるいたずらもまたオリジナリティあふれるものである。
今回はこれが伝えたかった。
そうそう。
今日は今日で、先に触れた東のYさんのカフェにランチへ行った。
今日は忙しそうだったので、さすがにプリキュアネタは振らんだろうと思って席に座った。
その後、ちょっと所用で電話をしに離れ、そして席に戻るとなんと…