『 不安な気持ちをコントロールって
 僕はしてないですし、多分しない方が
 いいと思います。


 その時の気持ちとしっかり向き合えるか
 どうかだけだと思ってるんです。


 不安で押し潰されそうな気持ちに
 なってる時はそれでいいと思うんですよ。


 ケガをしたり、事故をおこした時ほど
 無理やりやらなきゃいけないとか
 力でねじふせようとか
 違う変な力が働いていたことに
 最後に気づきますね。
 
 
 できる時は意外と何も壁がなくて
 スムーズにできるんですよ。』


  ( クライマー  山岳カメラマン 平出和也 )










私は、ちっちゃい




なんでこんな気持ちになるんだろう、、、




いつまでこんな事を考えてるんだろう、、、




これからどうなるんだろう、、、




日々の出来事が

心に引っかかって悶々とするし




過去のイヤな置き土産に

心が疼いて、怒りが蘇ったり




まだ起こってもいないことを

心配して貴重な時間を失う





どうしたら自分の気持ちを

上手くコントロールできるんだろう


.


いつも心はコロコロ ころがって

望む場所に落ちつかないし

濁った気持ちも消えません




このマイナスの気持ちを押さえつけると

また 別のマイナスが ポコっと顔を出します











この歳で、やっと気づきました





心を上手くコントロールしようなどとは

傲慢でした





マイナスの気持ち=悪、と思い込み

消すことばかり考えていましたが

死ぬまでなくならないでしょう





マイナスの感情は自分を守るために

自然に湧き出る本能的なもの

どうなるかわからない人生を

生き抜くための戦略にもなるものでした





自然なものは

いつも不安定で、コントロールできなくて

変わり続けます





それを消そうとか、乗り越えようと力むより

どんな感情があってもいいんだと

いっそ引き受けたらどうでしょう











この怒りが生まれたから

見てろよー って踏ん張れた





こんな怖さや不安を感じたから

無鉄砲にならず、準備して

自分を守れた





この苦しさを味わったから

「あんな事があれば、そんな気持ちになるのも仕方ないよ、当たり前だよ」

と慰めることができた





この悲しみを知ったからこそ

何も起こらないことの幸せが身に沁みた





いろんなマイナスの感情の中には
何らかのプラスも混ざりこんでいます





感情が動いた時は

自分の価値観を書き換えられるチャンスの時





感情の嵐は
新しい何かを掴めるという
貴重な体験です




イヤなことから目を逸らして

いいことしか見ようとしないと

かえって脆くてあぶない





今までの自分では太刀打ちできなくて
マイナスの波にのまれて
もうボロボロに疲れ果てても




弱さがあっていいんだよ
そのままそっくり抱きしめて
そんな自分を優しく受け止めてあげればいい




これを生きる力にかえる!
という意思を持てば




新しい自分が生まれて
誰かの光のような存在になれることもあります





そしてマイナスの部分は
その人その人の背後に

計り知れない広がりを作ってくれます





矛盾をはらんだ

割り切れないもの





原因結果の鎖だけでは

説明できないもの





人には言えないけれど

実は自分を支えてくれているもの





単純に表面には出てこないけれど

お互いが持つ複雑な人間らしさは

マイナスの部分が教えてくれます






ああ そうかぁ、と

隠さないありのままの自分を知って

愛していくと

マイナスが自分を助け、広げてくれます





そして、みんなそれぞれが持つ凹

無いもの、できないことを補いあって 

大きな世界が上手く成り立っていく






それが自然なことでした








            ( 画像はお借りしました )