4年6月24日 おはようございます
上場企業の株主総会が相次ぐシーズンになりました。株主
総会は通常、年に1回開催され、経営の重要な決定をしま
す。個人を含めて株主は誰でも総会に参加し、意見を表明
することができます。
Q」 なぜ6月になると株主総会が増えるのですか
A」 3月決算の会社が多いからです。会社が毎年
開催する「定時株主総会」は事業年度の終了
後、一定期間に開きます。総会は出席できる
株主を確定する「基準日」から3カ月以内に開
かなくてはなりません。3月期決算の会社は3
月末を基準日とするのが一般的で、6月末が
総会を開催する期限となります。準備などの時
間を考慮すると、6月の中~下句に集中しやす
くなるのです。
※ 株主総会で決議する主な事項
決議事項 具体例や説明 決議の条件
定款の変更 社名変更、取締役の任期 特別決議
「出席株主の議決
重要な経営案件 他社との合併、事業譲渡 権で3分2以上の
の承認 賛成」
役員の選任や 会社の経営陣を決める 普通決議
解任※
「出席株主の議決権
剰余金の配当 会社が事業活動で得た で過半の賛成」
利益をどう分配するか
決める
役員報酬 総額を決め。内訳は取締役
会で決定することが多い
※ 特則普通決議、出席株主数の条件が異なる
以上のように、株主総会の機能や手続きが上記のように
大変な準備が必要なため、株主総会は3カ月後までに行う
事となっています。