4年3月14日 おはようございます
個人年金保険は、受け取る保険金と支払った保険料の
差額が所得として総合課税されます。生命保険会社が保
険料を運用する利回りにあたる予定利率は最近加入した
人の場合一般に1%以下と低く、運用益が少ない課税を気
にする必要はほとんどありません。ただ1993年3月までは
予定利率が5、5%だったため、この時期に加入した「お宝保
険」では税金が思いのほか高くなりがちです。
年金として保険金を貰うと雑所得となり、毎年の年金額から
過去に払った保険料のその年分を引いた額が給与や公的年
金など他の所得に合算されます。
一時金としてもらう際は保険金と保険料総額の差が一時
所得となり、50万円の特別控除を差し引いた上で2分の1の
金額に課税されます。保険金のみで考えたら年金より一時金
の方が課税負担は小さくなる可能性があります。ただし一時金
だと保険会社の運用が中断するため、保険金は年金総額より
割り引かれて少なくなるのが普通です。
生活費やリフォームといった老後資金のどんな場面で保険金
を使うかを考えて、負担の少ない受け取り方を選びましょう。
以上のように、保険金の受け取り方によって課税が
異なったりするので、十分自分に合った保険金のもらい方
をしましょう。