2年7月20日 おはようございます
相続が発生すると、まず法定相続人を特定し、故人がどの
くらいの財産を持っていたかを調べます。対象は土地や家屋
といった不動産のほか、預貯金や有価証券といった金融資産
など。さらに借金などの債務も確認します。
不動産や有価証券などは相続時の価値を決めるルールがあり
ます。土地の評価額は一般に国税庁が毎年7月に発表する路
線価をもとに計算します。家屋は固定資産税の評価額が基準
です。上場株式は相場開始日の終値、相続開始日の終値の月
平均額など4つから選択します。
相続する財産の評価額から債務や葬儀費用などを差し引い
た金額が遺産の総額です。これが基礎控除額以下であれば
相続税はかかりません。基礎控除額とは「3000万円+600
万円×法定相続人の数」です。
以上のように、相続には2つの重要な内容があります。
一つは、相続税がかかるかともう一つは相続財産を誰に
度の財産を分割するのかを決める「遺言書があればその
通りに分割」のが相続人どうしでもめることが多いのです。
家庭裁判所で分割内容を決めることが多くなっているよう
ですよ。