質問
学生時代に重たい荷物を持ち上げ
ぎっくり腰を起こしてから、
季節の変わり目になると必ず、腰痛に
苦しめられます。痛みが激しくなると
整形外科をはじめ、鍼灸や整骨院・
マッサージなどで何とかしのいできました。
しかし、年とともに痛む回数が増え、
最近は足にも痛みが走るようになりました。
何か根本的な治療があれば教えて下さい。
(40代会社員)
A 最初に申し上げたいのは、腰痛は人間に
与えられた宿命的な痛みだということ。
そして一口に腰痛といっても、
専門的には原因をさまざまに分類しています。
この方がどういう診断を受けているかは
わかりませんが、おそらく
「レントゲンでも異常なし」ということで、
いわゆる「腰痛症」と診断された
ケースではないでしょうか。
Q そうした原因の特定できない「腰痛症」は
結構多いのですか。
A 統計的には四〇~五〇%が「腰痛症」と
いわれています。
ですから、かなりの腰痛は原因を
特定できない、いわゆる「腰痛症」となります。
しかし、カイロプラクティックでは
筋骨格系のトラブルが、「腰痛症」の
原因であると考えていますから、
こういう症例はまさにカイロプラクティックの
適応症といえます。
現にカイロプラクティックが扱った「腰痛症」の
有効率は九〇%をはるかに超えています。
Q 腰痛症がカイロプラクティックの適応で
あることはわかりましたが、整形外科でも
筋骨格系は扱っています。
その点、カイロプラクティックと整形外科との
違いはどこにあるのですか?
A まず二つのことがいえます。
一つは、カイロプラクティックでは
「腰痛症」を筋骨格系の微妙な構造上の
異常に注目しますが、
整形外科では病変や損傷という観点から
診ます。
そもそも出発点が違っているのです。
ですから、医師に「レントゲンで異常なし」と
いわれても、カイロプラクティックの立場から
みると異常があることがほとんどです。
もう一つは、西洋医学は原因に対して処方する
「対処療法」ですが、カイロプラクティックは
人間の体を一個の機能体として捉えます。
例えば、「腰」は頭から足までの一部
として捉え、たまたま腰に痛みが現れたと
考えます。
痛みは原因というより、体が構造上の負担に
応じられなくなった「結果」と診ます。
そして、最も異なるのが治療のアプローチ
でしょう。カイロプラクティックが手による
矯正で、体のひずみ(歪み・捻じれ・ズレ)を
治していくのに対して、整形外科では
薬物や理学療法、手術が治療手段と
なります。
Q 腰痛症の予防について、アドバイスがあれば
教えてください。お願いします。
A やはり日頃からの予防がとても大切です。
筋骨格系のトラブルは人間が立って
歩き始めたことに端を発しています。
最初に運命的な痛みといったのはそのためで、
私たちの生活そのものが「腰痛」を生む
土壌になっています。
ですから、日常の姿勢や適度の運動は
予防の絶対条件です。
【腰痛体操】
Q 姿勢や運動の他に、食べ物は予防の要素に
ならないのですか。
A もちろん食べ物も重要です。
この方のように慢性腰痛症が高じて、
神経痛を引き出すようになりますと、
長い間の構造的なストレスが椎間板を
だいぶ傷めているだろうということが
想像されます。
それに四〇歳を過ぎますと、骨そのものも
脆くなりはじめています。
栄養的にはカルシウム・ビタミンC、
ミネラルなどを多く必要とします。
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