消えない黒い河 | seawinterのブログ

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絵は語りたいメッセージである。自由に想像の世界に遊べば良い。
ブログは内面のスケッチ集である。
ここから 創作へのステージは開かれている。

今はもう 下水道が完備されているから、工場から 汚水が河川に流れ出る事は 無いのだが、

 

戦後 間もない 昭和20年代では、石炭が産業だった地方では、

 

黒い河 が 在った。

 

小学一年生になり、その河の橋を渡り、学校へ 通学した。

 

幼い時、誰でも、絵本などで 川は 絵に 出てくるし、イメージの中で、それは、美しい川 として、インプットされる。

 

橋の上から、流れる河の水を 見ながら、不機嫌な気持ち が 吹き荒れた。

 

しかし、理由を 家族に問いただす迄もなく、祖母が若い時に 洗炭場で働いていた事実から、想像された。(掘り出した石炭を河の水を引き入れ、洗った)

 

川に魚とりで遊んでいたから、その色は、許せない現実だった。

その川は、山側の 小さな川で、清水だったから・・・・・・

 

父は その会社で働いていたし、追求も出来なかった。

 

まわりの子供達も、誰も 追求する言葉を発しなかった。

 

故郷を離れて60年、久しい今でも、心の中の 河は 黒い。

 

閉山したから もう 炭鉱は 無いのだが、心の中の 河は 黒い。

 

自然をコントロールすることは 出来ないけれど、汚染された水は 流れ出ていたのだ。

 

心まで 汚染された とは 言わないが、あの黒い河 は、今でも 私のココロの中で 流れている。

 

なつかしい故郷へ、帰りたいとは、思えない 自分 が 存在している。

 

屈折した ココロ なんて、若い頃 だけ とは 言えない 現実 なのだ。