乳がんの手術したのは、42歳、結婚4年目だった。事情で直ぐには手術が出来なくて、2ヶ月待った。
悪性の為、全摘だった。再発・転移の危険性もありうるという命の危険性を伝えられて、無理をし過ぎないように、只、無心に生きてきた。夫は心配のあまり、入院中に見舞いに来た時の足元は透かして見えていた。
夫が空中に浮かんで見えているなど、口が裂けても言えない。1ヶ月間、入院中それだけを感じながら、心の中では非常に嬉しく感じていた。足も地につかない状況の秘密だったが書いてもいいですか?
人間は、追い詰められた状況では、特技を発する。見えないハズのものが見えてしまう事があるのだ。足元から膝下まで、す~~と消えて、透かして見えるのです。
生きていると最悪の事に出逢いますが、物事は常にプラスとマイナス面があります。
夫の愛をこんなに感じた事はありませんでした。
今はもう亡き、夫の心情を思い出しては、感謝しかありません。