先日のモコの6か月点検で指摘された3つの事項。
①バッテリーの劣化
②ワイパーの異音
③エアコンのフィルター交換
ディーラーで交換作業してもらうと、それなりの費用がかかるので、
自分でできることは自分でやって、車の維持費を節約したいところだ。
このうち、重大な結果を招きかねない課題と言えば、やはり①のバッテリーの劣化だろう。
ディーラーによるとバッテリーは新車時に搭載されたものであり、かなりの年数が経っている。
そのわりには充電量76%と表面的には状態良好に見えるが、
健全性は7%とかなり低い数値となった。
つまり、今のところ電池としては機能しているが、充電する機能が落ちてきているので、
突然、電池切れ!なんてことになりかねないのだ。
夏はエアコンでバッテリーも酷使するし、モコは奥サマが一番使うので、
奥サマが使用中、出先でバッテリーダウン、エンジン始動できず・・・
なんてことになったら…ああ、恐ろしい。
というわけで早めにバッテリーを交換することにした。
エンジンルームを覗くとバッテリーは手が届くところにあり、充分自分で交換できそうだ。
バッテリーの型式はM-42Rとある。
このバッテリーの代替機をアマゾンで検索すると
Panasonic caos アイドリングストップ車用 N-M65Rというのが容量も強化されていてよさそうだ。
早速ぽちり。税込み7,600円也。
間違って登録した「お試しプライム会員」のおかげでオーダーした翌日には到着。
土曜日はあいにくの雨降りだったが、夕方の雨の止み間を狙って、作業開始。
交換前の状態はこんな感じ。まず、バッテリーを固定しているバーを外す。
8㎜のレンチでナットを緩めれば簡単に外すことができる。
次に電極のマイナス側から外していく。
10mmのスパナでナットを緩めたが、固着しているのか外れない。
最後はスパナを電極の下に差し入れて、テコの原理で電極を持ち上げてみたら、
ようやく外すことができた。※感電・ショートにはくれぐれもご注意ください。
次にプラスの電極を外す。
赤いカバーを持ち上げて、マイナス側同様にナットを緩めて、テコの原理で・・・
は、外れない・・・。
スパナではなく大き目のマイナスドライバーを持ち出して、
テコを使ってようやく外すことができた。
ああ、しんど。
重い古バッテリーをよろめきながら持ち上げて取り除き、
買ったばかりの新品のバッテリーを取りつける。
このバッテリーには手提げが付いており、これを使って持ち上げれば、
設置スペースに置くのは容易い。
なんなく、エンジンルームに投入することができた。
この取っ手は説明書を読めば、簡単に撤去することができる。
さて、バッテリーを取り外すときとは逆に、プラス電極から取りつけて・・・、次にマイナス極を取りつける。
最後に固定用のバーを左右のバランスを取りながら締め込めば、取付完了。
作業時間は30分もかからない。
ディーラーで言われるままに交換されたら、部品・工賃込みで2~3万円はするだろうな。
かなりの節約ができた。
バッテリーを外すと、車のメモリー情報がクリアされると聞くが、
モコの場合はナビの履歴も自宅住所も、時計の時刻情報も維持されていた。
まったくの手間いらずである。
《まじめな注意事項》
DIYはお金も節約できるし、作業していて楽しい。
でも危険も伴うので、次の点に気を付けて作業していただきたい。
・バッテリーはとても重いので、万が一、足の上に落としたら大ケガになる恐れがある。
筋肉に自信が無い方は二人で作業する、安全靴を履くなど、事故防止・ケガ防止に努めてほしい。
・バッテリーの電極同志を金属で直結すると当たり前のことだがショートする。
今回電極が外れず、金属製のスパナやドライバーを使ってテコの原理で外したが、
一歩間違えるとショートする危険な行為である。できるだけ金属製の道具を使わない、
絶縁体で電極を覆うなどして感電、ショートしないようご注意いただきたい。
・バッテリーを取り扱う際は、念のためゴム手袋の使用を推奨する。
さて、問題は古バッテリーの処分である。
通常はバッテリーを購入した店舗に廃棄を頼むものだ。
今回はネットで購入したから、そういうわけにもいかない。
廃棄物をそこいらに捨てるわけにもいかない。
だが、今回はバッテリー廃棄のアテがあるのだ。
それは明日のブログで・・・。