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朝日は眩しい、Seaweed Engineering Nori'sブログです。


人間て慣れちゃうので、繰り返されると普通になっちゃう恐ろしい生き物なのでありまして。

いつの間にかこんな景色すら日常の中に埋まってしまいそうな、そんな危機感です。


北海道に古くから住んでいたアイヌによると、山の神キムンカムイとはヒグマのことです。

その姿はまさに神と呼ぶに相応しく、人に飼われていない「神」は、人の弱さを教えてくれるのだと思います。


もちろん神様の領域に立ち入っているのは人なのですが、神様はその肉や毛皮、内臓などを施してくれる尊い存在です。

からだは人の血肉となり、内なる魂は祈り神の国へと送り帰し、また、山で出会うのでしょう。


人を食った神は、悪い神。

集落をあげてただちに討伐されたという悪い神は「ウェンカムイ」と呼ばれて、その肉は食べずに打ち捨てたと言います。

一度人を食い、その味を覚えた動物が、繰り返し問題行動を起こすというのを理解しての決まり事。

これはテーブルから人のご飯を分けてもらった犬が、必ずテーブルの下で待つようになるのと同じで、それはスーパーのパック詰めされた肉をカゴに入れる事と何ら差がありません。


自然と共に生きている者がロマンチストであるはずがなく。

すぐ隣に潜む死のこと。

大切にしなければならない人間同士の関係のこと。

現代の、とりわけ都市部に生活する人々は、かなり見方を変えねば見えて来ない、生きる者の本質がそこにはあるのです。

タワマンを否定するつもりはありませんが、動物園のヒグマは冬眠しません。




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