いつもご覧頂きありがとうございます。
最後の方、動物の画像が出ます。
苦手な方はご遠慮下さい。
という感じでSeaweed Engineering Nori'sブログです。
Noriさん休みの日は何してん「工作だよ!!」
自ら倒したエゾシカ♂の角を加工して行きます。
崖みたいな所から降ろしてくるのが大変でした。
エゾシカの角はニホンジカの中でも太く、アールがとっても手に馴染む感じです。
今回も、その辺で落ちてるモノでやって行きます(笑)
まずはフラットバーの端材に穴開けします。
穴はリューターで繋げて、ヤスリで軽く仕上げます。
で、何となくのカタチにカット。
カット刃は「金の卵」で(笑)
薄いのも素敵です。
ベルトグラインダーでカタチを整えます。
こんな感じすかね?
そしたら炙って曲げて行きます。
雪で冷やす(笑)
後から手が入らない所は最初に仕上げておきます。
何でもそうですね。
そしたら角登場。
東京都大田区、旋盤の先生が手術で人間の骨を繋ぐパーツを、病室に持ち込まれた旋盤を使って、豚かなんかの骨を使って削り出した話を思い出しました。
飛散する粉は相当な匂いなんだそうですが、角もこれすごい匂い出ますので注意して下さい(笑)
そしたらドッキングの後にカタチを整えます。
はめ込み時のクリアランス、使う2液エポキシ系接着剤の種類、その辺はいわずもがな旧車修理屋としてのスキルです。
バフった後にブルーイングと呼ばれる黒染め的なのを施して錆止め。
鉄砲の青っぽい黒光りがこの色です。
染めているのはこの薬品。
劇薬なので輸入ストップしたり価格がいきなり変わったり、しかしやはりアメリカの薬は強い印象で…
常温でヴィンテージなスクリュー、ボルトナットなんかを染めるのに使っておりましたが、カスタム車両のワンポイントになりますです。
今回はヒルト(鍔)を落ちてたフラットバーの切れ端(鉄)で作りましたが、ナイフのヒルトと言えばのニッケルシルバー(洋白。500円玉の材料)や、真鍮で作っても良さそうです。
完成!!
猟友会の先輩から、角切り含めてパイプソーが速いと教えてもらったのですが、なんか、その、獲物を切断する為には、デザイン的に…持ち歩くのがちょっと楽しくないと言いますか(笑)
あまりにも実用的過ぎてしまって。
飾りっ気無しの質実剛健はヘビーデューティ、道具としては本来それが良いのでしょうけれど。
このようなカスタムには、旧車を修理するためのノウハウや、その為の道具及び機械の使い方、それを如何にして素早く行うかの全てが詰まっております。
もちろん見た目と強度を含む実用性も兼ね備え、「飾りじゃないのよバイクは」という事を証明する為にも…
ツーリングと同様、現場にてインプレッションして行きます。
結果、滑りづらくてグリップとして最高でありました。
ちょっと重いですけど(笑)
腹開いた後にまずノコギリでアバラを真っ二つに割いた方が、内臓キレイに抜けます。
お肉もキレイに、上手に剥ぎ取る事が出来ました。
エゾシカ猟には重い剣鉈みたいなのを持って行くよりも、血抜も出来るブレード4.75インチほどの切れるナイフと、やはりノコギリが実用的だと感じました。
シリーズの替え刃であれば何でも使えますので、日曜大工にもキャンプにも最適!
レッツ工作!!
明日もよろしくお願い致します。