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シェルダー釣れた?Seaweed Engineering Nori'sブログです。
さて、これはキノコみたいなインディアン、プライマリーハウジングのブリーザーです。
コレが付いているという事は、「プライマリーハウジング」と「トランスミッションケース」がオイルシールで隔てられ、それぞれ独立しているという事です。
すると、プライマリーにはプライマリーオイル、トランスミッションにはミッションオイルを使用する事が出来ます。
1950年代のチーフはこの仕様です。
それまでのプライマリー&ミッション一体型では、やはり湿式クラッチ用の柔らかいプライマリーオイルでトランスミッション・ギヤを潤滑する為に起こる不具合もありました。
やった!後期型のアップデート済みじゃん!と…
でもちょっと待って!!
ね?
順番的には、
①プライマリードレンのみ締める。
②プライマリー側からプライマリーオイルを入れる。
③開けっ放しのミッションオイルドレンからオイルが出て来たという事は、「繋がっちゃってるじゃん」。
④キノコのブリーザー付いてても、プライマリーとミッションは繋がってるので、ミッションドレンも締めて、プライマリーオイルのみを使用しなければならないわけです。
このようにプライマリーオイルのレベルホールから排出されるまで、プライマリーオイルを入れます。
間違えないようにして下さい。
オイルシールが抜けてしまっているのか、それとも前期と後期が混ぜこぜの車両なのか、とにかくミッションにミッションオイル入れても無意味なのと、硬いミッションオイルが混ざってクラッチにも行ってしまうのでよろしくない。のであります。
たかがオイル交換と思われるかも知れません。
でもオイル交換は本当に大切なんです。
排出したオイルから知る事が出来る情報はとても多く、よく理解せずに手を出すと…
結果車両を破壊します。
ぶっちゃけ出来ればショップに任せた方が良いと感じるメンテナンス、第1位はオイル交換なのでありました。
数千円の工賃ケチって壊したら、それこそ本末転倒です。
旧車乗りに求められるのは、たった2つ!!
●良い状態を知っている事。
●それが崩れた事に気が付ける事。
でも、そもそも良い状態を誰も教えてくれない(笑)
そこんとこ、Seaweed Engineeringにお任せ下さい。
皆様、素敵な旧車ライフを!
という事で、明日もよろしくお願い致します。