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カラスめっちゃ見てるSeaweed Engineering Nori'sブログです。

そこホーマックの売り場ですよ。






さて、シリンダーです。

赤い丸の中、よーく見ますと3本の輪っかみたいな跡がついてます。

これピストンリングの跡です。


爪で引っ掛かるようですと、そこに溜まったエンジンオイルを掻けずに白煙の原因に。

たまたま上死点付近というミラクルが起きまして事なきを得たという感じですが、「乗ってない車両、放置車両」にはこのような跡が付きます。

酷いと錆びて、ピストンリング割れたりします。


「低走行車だから安心!」というのは真っ赤な嘘ですよ!

ピカピカでもずーーーっと乗ってないバイクはダメです。


ちなみに青い丸の中のように「当たってるとこと当たってないとこ」が出るのはつまり、シリンダーの歪みです。

スタンダードピストンでしたので、これは工場出荷時にダミープレートを付けてホーニングしていない事がバレバレの跡という事になります。

この辺もどのくらいなら許容なのか、これはピストン交換する必要があるのか、判断出来るメカニックに頼みましょう。

で、次回ホーニングする時には、擬似的にエンジンに組まれた状態になるよう、ダミーのプレートを取り付けて、実際にトルク掛けます。

つまりは「歪んだ状態で真っ直ぐ掘る」という…、ちょっと文章力が足りず申し訳ございません。





基本的にEvoは締め付けトルクを角度で管理してます。

そんなの絶対ダメッスよね(笑)

某日本のメーカーがテコ入れした際に、そんな感じの仕様になったのでしょうか。




Seaweed Engineeringでは、メタルガスケット使ってちゃんとトルク管理しております。




で、どうしてスレッドコンパウンドみたいなのを塗布してヘッドボルトを締めるのかと聞かれれば、そりゃもう「トルク管理」という事なのであります。


錆び付いたり、汚れたりしたボルトでは、変な抵抗付いてトルク管理が出来ません。

ヌルヌルっと摩擦抵抗を減らして、「本当に締まってるとこの数値」を確実に見るのです。


https://youtu.be/hCQEA7Vu1P8


みなさまお疲れ様です。良い週末を!

明日もよろしくお願い致します。


タモリ倶楽部残念だなあ。