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天気が良い日も、ある!

本日定休日のSeaweed Engineering Nori'sブログです。




オーバーホール済み!みたいなオートバイたくさん売ってるじゃないですか。

あのオーバーホールって何?

なんなの?


気になりますよね。

もちろんオーバーホールっていうくらいだから、してあった方が良いんだと思うんです。


でもそこで、もしオーバーホールしてくれてるなら、何をどーしてある?というのを教えてもらえないと寂しいですよね。

だからまあ7〜8万キロはヘッド開けなくても大丈夫じゃね?とか言えるわけですね、バイク屋としても。



これもどーでもいいんですけどね。

1200ccのシャベルまでのハーレー、オーバーホールって事でシリンダーボーリングを繰り返し、0.050インチオーバーサイズまで辿り着くじゃないですか。


そしたら次の1200ccの6番で、シャベル後期の1340ccモデルのスタンダードと同じシリンダーボアになってくるわけです。

ちょっと計算すれば、ふーんストロークも増えてんのか、と分かりますね?

3-31/32"から、4-1/4"になったんですよ(笑)




そしたら同じピストン径だとしたら、1340用のピストンって1200用のピストンと何が違うと思いますか?

互換性はあると思いますか?

はい、ストローク上がってますね。

コンロッドの長さとストロークは関係ないですよ。

クランクピンの位置と、ピニオンシャフトの位置の関係が遠くなればストロークが増えます。

ピストンの移動距離は増えているわけで…


そして鍛造でクリアランス大きくなんて、もうそんなに薄いのに大丈夫なんですか?

鋳造でも圧縮比はどうしますか?

…それ誰に聞いたんですか?

マジすか…




ちょっともう脅かすわけじゃないですけど、ノリでパーツチョイスしてプラモみたいに組んであるやつ、やっぱりすぐダメになります。

耐久性は価格にある程度まで比例します。

そうであって欲しい!(笑)

でも古いつくりですので、新しいモデルよりも分解整備が頻繁であるのは間違いありません。これは絶対にそうです。旧車ですから。

でもそのエンジンにしか出し得ない、なんか風味みたいなモノが好きな日本人は多いです。

全ての人に当てはまるわけではありません。

修理のご依頼はSeaweed Engineeringまで!


明日もよろしくお願い致します。