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名探偵Seaweed Engineering Nori'sブログです。
本日は卵が先か鶏が先かというお話であります。
しかし真実はいつもひとつ!!
トランスミッションをフレームに固定するベースプレートの溶接が剥がれてパクッと開いておりますね。
そう、先日このプレートを固定しているボルトが折れてしまっている車両の件をブログにて書かせて頂きました。
そんなとこ何で折れたん?
という事で、パクッと開いたベースプレートの、まさにそこが折れていた場所ッス。
何はともあれパクッとなってるとダメなので、溶接修理です。
ハイ、上からそのまま軽いノリで溶接してはいけません。
母材もちょっと削り込んで、一緒に溶かすのが基本ッス。
そもそもなんで2枚重ねのプレートを溶接して使うのか。
厚い材料足りなかったの?
いやいや、きっと理由があります。
ダンパーも何も無いリジットでソリッドな時代、やはりここのバネ性と言いますか、そーいうのが大切。
簡単に折れたり曲がったりしてもらっては困るワケです。
故に2枚重ね。
コレは「2度と溶接剥がれないように」と全周溶接してはいけない雰囲気も致しますね。
単にコストの話という事もあるのでしょうが、だったらハナから2枚分の厚みの材料を使うのではないでしょうか。
実際にここのプレートは、ちょいと曲げようと思っても硬くて曲がりません。
行ったかな?と思っても戻って来る、その材料もさることながら、多分2枚重ねの恩恵的なしなやかさも持っております。
ささ、溶接修理完了、乗せてみましょう!
まず平行出てるフロント側をガッツリと締めます。
えっ(笑)
笑っちゃいけないけど笑う。
定盤って平らなテーブルに乗せた瞬間曲がりを確認してはいたのですが、この隙間は…(笑)
こんなにプレート曲がってるのに無理矢理締めたら、そりゃボルト折れたりブッコ抜けたりしますよね。
そしてパァン!と折れたボルトのとこで溶接剥離。
なるほど、今回の事件、繋がりました。
曲がんないから真っ赤になるまで炙るとか、そういう熱を入れずに何とか修正。
これなら大丈夫です。
ダメな時は薄いワッシャーみたいなシムで調整する事もございます。
犯人探しは修理の基本。
直りましたよ〜!のハズが…またボルト飛んだとかシャレになりません。
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