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やっぱエアコン必要かも知れないSeaweed Engineering Nori'sブログです。
こちら、ラッパも外してスッキリなパンヘッド。
この写真だけで判別する年式がございます。
パンヘッドマニアは「すげえ!」となるシリンダーヘッドに注目です。
同じくこちらもこの画像より判別する年式がございます。
ハーレーダビッドソンの歴史の中で、パンヘッドほど仕様変更を繰り返しつつ、悪く言うと実験しまくっているモデルはございません。
見た目しかり中身もそんな感じでして、修理となりますとその辺にいろいろな壁が立ちはだかります。
ハーレー屋さんは言います。
パンヘッドだけはやめておけ、と。
しかし潰えぬパンヘッドへの夢は、一度見た者の脳裏に焼き付くように、こびりついて、離れません。
ちなみに画像1枚目は1955年式。
その形状からパンヘッドと呼ばれる所以となりましたバルブ及びロッカーカバーの取り付けボルトが少ないやつは1955ハイドラグライドのみ!
この年式からスプロケットシャフトはスプライン、ケースベアリングはテーパーローラーとなり、初登場のFLHモデルはハイカム、ハイコンプピストン、ポート研磨等スペシャルな仕様になりました。
タンクロゴも一新され、「Victory」のVマークなのですが…
何にビクトリーしたのかは秘密です。
画像2枚目は1954年式。
この年から採用された、「ジュビリー」ホーンを逃す為の、丸く穴の開いたキャブレターステーの形状が特徴的です。
それに伴い1954年前期モデルのウィッシュボーンフレームにはホーンの取り付けタブがございません。
この年はハーレーダビッドソン社50周年記念の、ゴールデンアニバーサリーモデルとなります。
1953年、最大のライバルであったIndian社の撤退に伴い、実質唯一生き残ったオートバイメーカーとなったハーレーダビッドソン社なのでありました。
正真正銘メイドインUSAのミルウォーキー・アイアン、それがパンヘッドです。
イージーライダーもパンヘッドだし。
ラブレスもパンヘッドだし。
プレスリーも持ってたとか。
ブラッドピッドもパンヘッド…かな?
時代背景や当時の世界的な事情など、何も知らなくても良いのかも知れません。
見た目だけで選んでも良いのかも知れません。
好きで好きでたまらなくて、20年を超えてまだ触り続ける自分のパンヘッドへの想いは、確実にまたパンヘッドフリークへフィードバック出来るものであると信じて止みません。
はっきり言って金掛かります。
でも最高です。
とりあえずはこの顔が出来る様、更に精進致します(笑)
明日明後日は定休日となります。
よろしくお願い致します。