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Seaweed Engineering Nori'sブログです。


今日雪の予報だったんで昨夜からガクガク震えてたんですが、なんか全然降りませんでした。

もう夏タイヤに変えちゃうよ‼️




という感じでスロットルケーブルのアウターをチョップします。

やっぱりサンダーにカット刃付けて、「金の卵の呼吸、壱の型」がよろしいかと思います。

そしたらキレイにスパっと切れます。

ニッパなどの「握り系」は潰れちゃうのでNGです。



10枚も要らないよ、という方は「金の卵仲間」を募りましょう。

最近はホームセンターでも1枚から売っております。



今回のスロットルケーブルは「製作用」という事で片っぽのタイコが付いてないやつです。


ハンドル交換したらケーブル足りない❗️ってのは良くある話ですが、右に左に目一杯ハンドル切った時にアイドリングが上がるというのは引っ張られている証拠です。


パツンパツンはダメなので、何とかならないものかとご依頼頂きました。


ピッタリの物が売っていなかったので作ります。





そしてこちら、応急用のタイコちゃん。

北海道ツーリングにてスロットルケーブルが切れたお客様に、1つ300円で売り付けようとしていた物です。


冗談抜きでコレ持ってると神扱いされる事必至でございます。




応急用なので、出先ではこのスクリューを締め込めばとりあえず走れます。



でも今回は本番仕様なので…
フラックスを塗ってからスクリューを締め込み、中までハンダを流して行きます。

これも板金用の強度があるタイプのハンダで行きましょう。
ハンダごてもザクのヒートホークみたいな大きなやつを使います。




完成です。

フラックスは良ぉぉ〜く洗い流して下さい。




次はブレーキケーブルです。

こいつも国産のドラムブレーキ流用に伴い単品製作です。

タイコちゃんは旋盤で作りました。



今回シャベルのクラッチケーブルを加工してます。

インナーワイヤーの太さ的に、伸びも少なくガツっと効きますです。
スプリンガー用のケーブルはちょっと細過ぎ、ハイドラ用のケーブルは太過ぎな印象です。

で、タイコちゃんがすっぽ抜けると死あるのみですので気を付けます。

インナーワイヤーは硬いですが、ワザと開いて抜けないように処理。
そっからガンガン引っ張って押し込みつつ、抜けないのを確認。



したらばまたヒートホークの出番です。
ほつれさせたワイヤーとタイコちゃんの中にハンダを流して行きます。

スロットルケーブルは切れても止まるだけですが、ブレーキみたいな命に関わる部分はハンダで固定しようとしない事。



ハンダなんて飾りです。
偉い人にはそれが分からんのです。




整形後。
これ削り込み過ぎるとせっかく開いたワイヤーの意味が無くなります。

そんな理由で、タイコちゃんは外側をテーパーに仕上げてあります。

壊すつもりで親の仇くらい握って頂きますと、多分レバー側が折れます(笑)




見た事ある感じになりました。




で、謎にザグられてガバガバだったホルダー側にもスリーブを製作しまして取り付けます。
厚み的に不安がありましたので、今回は鉄で作っちゃいました。




長さが足りず左側に付いていたブレーキレバーも、これで右側に取り付け可能になりましたです。


B級B級とは言いましても、ケーブル類が長過ぎたりパツンパツンだったりするとカッコ悪いだけでなく、操作性に問題が生じて危ない場合がございます。

ケーブル類もカッコ良く製作しちゃいましょう❗️





明日は午前中お店におりません。
ご来店の際はよろしくお願い致します。
本日もお疲れ様でした。