自宅がワイスピのSさん、地を這うようなロケットでご来店された時の様子です(笑)





どこまでがオリジナルの外装なのかがもう不明です(笑)




北海道って除雪するからなのか、市街地は道がガタガタの所多いんですけど…




あと家畜の糞とかですね(笑)
そういうのを必ず避けて通りたい感じのマシーン。

もちろん夏の間だけのスペシャルって事で、こちらもそろそろ冬眠という事なんでしょうか。
例え年間の半分しか乗れないとしても、好きな乗り物はやめられないという…

北海道民、乗り物好きが多いと思います。
道、最高ですからね。



で、最近、重曹を水と一緒に吹き付けるソーダブラスト模索中。

サンドブラストはメディア(吹き付けるガラスビーズなどの粉)を洗い流すのが本当に大変です。
何度も何度もお湯やら洗剤やらで洗って、それでもジャリッと残ってたり。

サンドブラストのメディア残り、これの恐ろしさを知っているお店は超音波洗浄機を備えていたりもします。





ソーダブラストは重曹を吹き付けるので、湯煎したらメディアは溶けて炭酸ガスに変わります。

湯煎といっても給湯器から出る40℃くらいのお湯でも溶けて行きますので、お湯で洗った後が感動的です。

メディアが全く残らない幸せ❗️

「汚れを落とす」という性能はサンドブラストに勝てませんが、でもでもこのくらいキレイになって、しつこく洗わなくて良いとなったらエンジン内部はソーダブラストに軍配が上がるのではないかと思います。



メディアが硬いので、塗装落とすのはやはりサンドブラストの方が速いです。

重曹でやる場合はしっかりと剥離剤で塗装を浮かせてやりましょう。





剥離剤だけだと絶対にこういう細かい所が残ります。

カリカリしてもなかなか取れません。



キレイにしたいのに余計汚らしい(笑)



ソーダブラストでも意外とキレイになりました。

そして洗わなくていい。コレに尽きます。
ピストンとかに何とかコーティングとかしても、ケース内に残ってたサンドブラストのメディアでゴリゴリ削ってたら意味無いですもんね。

「見た目が重要だから多少メディアが残ってても大丈夫」な部分か、「俺は洗いに命をかけている」もしくは「専用の洗浄槽を持っている」以外では乱用は禁物なのがサンドブラストです。

更に本物というか、ちゃんと使える業務用サンドブラスターを経験しているNoriは、安価な物との違い、そのイライラ度を知っているので困ります。

もう道具に対して、舌が肥えているわけです(笑)



しかし何かを直す人って、その辺りに重要なヒントがあるのかなと思ってます。

オートバイは機械なので数学的な正解があるわけで、でも乗り手は人間なので体感的に捉えるしか無くて。
試乗して来て「いやあコレ凄い理想空燃比❗️」とか言わないっスもんね。

結局、気持ち良いか、気持ち悪いか。
カッコイイか、カッコ悪いか。
最終的にはこの2つだけです。

「正解」を経験していなければ、何が正解なのかが分かりません。
ゴールが分からないのに闇雲に進んでも辿り着けないのです。

美味いもんは食っておいた方が良い、と(笑)




この簡単な仕組みのウェットソーダブラストの難点は、キャビネットとか無いから屋外でやろうね的な撒き散らし具合(笑)

床に排水付いてるSeaweed厨房でブラストしてたんですが、お客様来た時に厨房からズブ濡れのおじさん出て来たら引くのでキャビネット自作します。

でもメガネキレイになった‼️(笑)