イグニッションキーをオンにし、キルスイッチがRUNである事を確認。
スタータースイッチを押すと、バッテリーからの12Vはスターターリレーを介し、スターターソレノイドへと流れて行く。
ソレノイド「バッテリーさん、こちらスターターモーターさんです。」
スターターモーター「バッテリーさんお待ちしてました。今回は弊社との直接取引をありがとうございます❗️」
ハイ、ドーーーン‼️
1200ccとかあるエンジンをかなりのスピードでクランキングさせるモーターは、太い線で余計な物を介さずにバッテリー直の電気を使いたい。
それのオンオフスイッチ、スターターソレノイドであります。
マグネットスイッチとか呼ばれたりもします。
開けるとこんな感じ。
ちなみに現在の症状としては、
スタータースイッチ押しても「カチッ…カタン」と鳴って動かず。
もちろん、バッテリーは新品でございます。
スタータースイッチオッケー❗️
スターターリレーオッケー❗️
スターターモーターに直で12V流して回るのオッケー❗️
するとソレノイドの接点劣化が疑わしいですね。
これはEvoだろうがシャベルだろうが同じです。
キーをオンにしてスタータースイッチを押せば、この人が電磁石で引っ張られて、スターターモーターのプラス端子とバッテリーのプラス端子が繋がります。
なので線は太いやつです。
傘の部分が接点っす。
接点に問題が無ければ…
プルインコイルとかカッコ良く呼んだりするんですが、要は電磁石による引っ張り不良。
この場合はスターターソレノイド本体ごと交換になる場合もございます。
焼けてますね。
なので、端子は消耗品。乗ってればいつか交換時期が来ます。
長持ちさせるには、状態の良いバッテリーを使う事。
バッテリーケチってグッ…カタカタカタカタとかやってると、接点は焼けてすぐに減りますぞ。
※ソレノイドにはイグニッションキーのオンオフに関係無く常に12Vが流れているので、必ずバッテリーのマイナス端子を外してから作業しましょう。
新品と比べたらもう一目瞭然❗️
ちょっとカタチが違うのは補修用だからです。
傘の面積も増えて耐久性もアップ❗️
今回のは長い事乗っている車両ですので、焼けて段付きに減っちゃってました。
つまりはココがピタッと接触しなければ、いくらバッテリーが新品だったとしてもスターターモーターは12Vを受け取れないという事であります。
Noriは変なバリや角の過度なバリがあれば綺麗に取ってから組みますよ。
細かいバリ、つまり突起から変なスパークが起きるのは、容易にイメージ出来ると思います。
さらに、微妙に融通が効く接点の取り付け位置。
これは仮組みして満遍なく接点が接触するように合わせなければなりません。
隙間あったり斜めだったりすると、これまた寿命短くなるのはイメージ出来ますね❓
なるべく面で❗️
端子もサビてたら気持ち悪いのでペーパー当てます。
気持ち良く回り、スパッとエンジン掛かるようになりました

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