R57 (360) Sunningdale GC Old C 2024/07/30 | Nae Wind, Nae Gowf !

Nae Wind, Nae Gowf !

リンクスバカ一代、seatakuのゴルフ日記です。
日本人コミュニティーを越えてイギリス人と闘うゴルフを細々と綴っています。
禍福は糾える縄の如し。ゴルフがあるから辛いことも耐えられます。

今日は2年ぶりに聖地のこちらに巡礼させていただきました。

サニングデール・GCです。今日の競技は朝1ラウンド、ランチ挟んで午後1ラウンドの36ホールです。前半、後半、全体で賞があります。

 

サニングデールといえばロンドンの社交界の奥座敷。ロンドンにはサニングデール、スウィンリー・フォレスト、セント・ジョージーズ・ヒルを頂点とするゴルフクラブの「クラース」みたいなものが存在するのですが、その中でも最もプレステージが高いコースの一つとして知られています。

 

ソサエティーで行きますと、ここは必ず2ラウンドでブレックファースト、ランチ(ハイティー)、サパー(ティー)があります。

 

まずはブレックファースト。

セルフサービスですがベーコンロール(ブラウンソースはデフォルトです!)、ヨーグルトはギリシャヨーグルト(水切りヨーグルトと同意)。前にあるのはシャンパンをフレッシュオレンジジュースをバックスフィズです(ミモザともいう)。泡好きのseatakuとしてはいただくしかないでしょう(笑)。これ以外にフルーツサラダもあって、こちらもいただいておなかいっぱいです。

 

こんなことをしていたらレンジで球打ちする時間が無くなってしまいました。

 

サニングデールの紹介は過去ブログにありますが、ロンドンの街中を流れるテムズ川の北と南では地質が大きく異なります。ロンドンを含む北側は粘土質(クレイ)です。クレイは保水力があるので農業に適していますが、ゴルフコースとしてはよくありません。保水力があるということは水はけが悪いというのと同じで、冬のコース状態は田んぼ状態になってしまいます。

 

一方,テムズ川の南側から南は、大陸と同じ地質です。フランス北部のシャンパーニュを代表とするテロワールとほぼ同じで、石灰質(チョーク)です。しかも氷河期に氷が解けた影響で海の砂が大量に流れ込みました。そのため,石灰質の上に砂が乗っているような地質になっています。ロンドン南西部のバークシャーからサセックス、サリーは、サンドベルト地帯と言われますが、長らく砂質で耕作に適さない土地とされてきました。

 

ご承知の通り、ゴルフの歴史は海岸沿いのリンクスで始まりました。発祥の地スコットランドではリンクスでゴルフコースが作られ、イングランドにゴルフが渡ってきた当初も同様でした。我が第2ホームもそのころにロイヤル・セント・ジョージーズの1年後(1888年)に開場されました。

 

サニングデールは、もともとケンブリッジ大学が所有する土地で、ヘザー、ゴース、松林しかなかった土地だったわけですが、ここに内陸のゴルフコースを作ろうとして,第1回全英オープンの覇者、ウィリー・パーク・ジュニアに設計を依頼して、開場したのは1901年です。それ以来、世界中のコースのお手本として君臨してきました。

 

バークシャー州のサニングデールにありますが、サリー州のゴルフ連盟に所属している関係で、サリー州のゴルフクラブとされます。世界22位、全英+アイルランド9位(8位まではリンクスなので内陸コースとしては1位)、イングランド2位(1位はロイヤル・セント・ジョージーズ)、サリー州1位です。

 

今日は1番スタートと14番スタートの変則スタートです。僕ら14番スタートなので1番の右端、そのあと2番のフェアウェイを横切って14番に向かいます。

 

今日はメダル(白)からです。6,306/70と長くはないですがパー70でCR71.0、SR132と高偏差値です。偏差値の見極めは、コースレートがそのコースのパーを上回っていたら基本的には高偏差値です。高偏差値というなら、SRは130以上はほしいですね。

 

14番:481/5 △

まっすぐの狭いフェアウェイのパー5。途中フェアウェイバンカーが8つもあるので要注意です。ドライバーは少し右に行ったが問題なしで右バンカー手前。

右バンカーから7鉄で刻んでPWで乗せたがこれを3パットにした。パットには自信がなくなってしまっています。

 

15番:222/3 △

長いフラットなパー3。クリークでグリーン左を攻める。これがきれいに決まってピンハイ。

SWの寄せが止められず、2パットのボギーにした。

 

16番:419/4 ー

フェアウェイバンカーが左右に4つ、バンカー手前に首輪のように取り囲んで8つ、奥に1つ。ドライバーはほぼ完ぺきな当たりでセンター。

残り140で8鉄でオン,2パットでパー!うれしいです!

 

17番:416/4 △

右にドッグレッグするパー4、でも右に打つとトラップに巻き込まれる。まっすぐ打ってしまうと正面の林の中。ドライバーはめちゃくちゃいい当たりしたのだが正面の林直撃・・・。

残り140からの9鉄で手前にオン、慎重に2パットでパー。

 

18番:414/4 +3

ドライバーが右すっぽ抜けになって林方面。

林で見つかったのですが、木の根っこでアンプレヤブルで出す。ラフの中からきれいにフェアウェイに戻し、4打目でカラーまで。カラーからうまく寄せたが、これを2パットかけてしまった。こうやって見ると美しいです。これではうまくいかないですね。

 

この美しさ、完ぺきです!

サニングデールのオークの木、サンプルみたいです・・。

 

1番:492/5 △

まっすぐの打ち下ろし。ドライバーは完ぺき!

残り220から6鉄、UWとつないだ。これが奥に打ちすぎた。3パットしてボギー。

 

2番:471/4 +3

ドライバーがトーにあたって右の林・・・。

球はあった。低い球で6鉄で打ったら前の木に当たった。凡事徹底だがなかなかうまくいかない。木の下で出てきて8鉄でたたき出す。やっとフェアウェイ。4打目、4HYできれいにフェアウェイキープ。7鉄でオン。何とか2パットでトリで終わった。

 

3番:291/4 〇

ドライバーを打てば届くかもしれないがバンカーが260ぐらいに効いている。クリークで210を打つ。どまんなか!

残り75でSWでオン。1パットで決まってバーディーです。やっと・・・。

 

4番:147/3 +3

ピンまで155の打ち上げ。7鉄で前のヘザーに入れてしまう。暫定球はグリーン右に乗った。

ヘザーから出すだけになって、手前からのSWの3打目、ピンハイにつく。ところがグリーンのうねりがすごい。3パットにしてまたもやトリ・・・。何とかしたい。

 

5番:396/4 △

打ち下ろしのパー4で手前の右バンカーは230、その奥の池は300で入る。打ち下ろしなのでスプーンで距離を落とす。これがばっちり決まった。フェアウェイどまんなかに着弾、バンカーとほぼ同じだったので230ぐらい飛んでいる。下りだから当たり前か。

残り175からの6鉄、これでオン!ところがまた3パット。短いのが絶望的に入らない。

 

6番:386/4 △

ここもヘザーが前に迫っているのでスプーンで距離を抑える。これもまっすぐで軽くドローで完ぺきなシェイプ。

残り165で7鉄。この通りヘザーが美しい。これが左バンカー。グリーン面が向こう側に下がっていて下手すると往復びんたになるが、これが完ぺきなサンド。パットはわずかに切れてタップイン。

 

7番:391/4 □

名物のブラインドホール。前は一面のヘザーで、打ち上げの170以上は打たないとヘザーの向こうのラフを越えない。左にフェアウェイが広がっていて、2打目から打ち下ろし。ドライバーは少し右からドローを狙う。これが完ぺきに決まった。

このとおり、完ぺきな場所。

ここから狭いグリーンに打っていくが、ここで痛恨のシャンクで右の林にあたった。球はカート道にへばりつくヘザーの中。スタンスがかかるので救済を取って3オン。しかしまた3パット。どうしようもない。

 

8番:168/3 △

右に傾いていて落ちていく傾斜になっているパー3。165で7鉄、これが右バンカー手前にショート。

フェアウェイからSWで乗せて2パット。何とかなった。

 

9番:268/4 △

ドライバブルパー4だがフェアウェイバンカーが3つあり入りそうなところにある。無理する必要はない。右にクリークで打てば残りはウェッジ。これが完ぺきな当たりでバンカー手前に着弾。

SWで乗せた。ピンハイで同じ段。何とかパーが取りたい。しかしこれもまた3パット・・・。絶望的です。

 

10番:464/4 □

シグネチャーホール。豪快な打ち下ろしで、左右はヘザーになっている。バンカーがフェアウェイに点在しているが、正面のフェアウェイバンカー方向が正解。その方向に打てたが飛びすぎてラフに着弾した。

ここから見て正面の手前バンカーの左側のラフからフェアウェイを狙うがこれが引っかかってバンカー手前のバンカーにつかまる。バンカー深く出すだけになり4オン2パット。

 

11番:299/4 ー

ここもブラインド。フェアウェイ狭く正確なプレースメントが必要。まっすぐヘザーのウェイストランドの右端がライン。ここは無理せずクリーク。これがどまんなか。

SWで乗せて2パット。やっとパーが取れた。

 

12番:415/4 □

SI 1番のむつかしいホール。左ドッグレッグだがヘザーが効いていてフェアウェイが狭い。ドライバーはほぼ完ぺき。残り170からの6鉄が右に出た。UWでオン、また3パット。ショットは悪くないのにパットが悪すぎる。

 

13番:170/3 ー

160でピンは真ん中。7鉄が右に出たてグリーンオーバー。

グリーンオーバーからのチッパー。これが決まって1歩を沈めてパーが取れた。

 

結局は92回で終了しました。パターさえよかったらもっといいスコア出せました。同伴競技者のニールがあまりにもプレーが遅く、しかも暫定球を打たないのでメチャクチャでした。

 

上りが遅くてランチはたったの40分。今日は着替えないですんだからいいけど・・・。お土産を買う時間なし・・・・。

 

スープはスウィートポテト。前の飲み物はGunnerという飲み物です。ジンジャエールとジンジャービアを半々に割って、アンゴスチュラビターズという苦い蒸留酒の一種を香りづけに入れた飲み物です。ジンジャーの味でほとんどアルコールが入っていないので助かります。

イギリス伝統のカーバリーランチ。

ローストビーフはおいしかったですね。ギャモンもありましたが、食べ過ぎると動けなくなる。

 

デザートが余計でした。チーズケーキとイチゴジャム。

これもおいしかったですが余計でした・・・。

 

前半は皆さん調子悪く、ネットアンダーが一人だけという成績で、3位に入りました。60名以上参加していますので、キャッシュスウィープもでかい!1試合当たり10ポンドで、3位で80ポンド頂戴しました。

 

次は3時前にティーオフです。