帰国の最終日、仕事を早めに切り上げて御徒町と新橋を行き来してドライバーを探しました。
いつもの通り消耗品を免税で購入。特に球。Pro V1はこちらだと1ダース48ポンド＝9,600円ですが、日本だと免税で6,500円（笑）。この差はでかいです。今回３ダース購入。あとはグローブ。シューズは今回はなしです。
今回はG430に絞って探しました。
おおよそ55Kから60K程度の相場。新橋の某所でG430 MaxにTour Chrome 2.0 65Rがついた個体が56Kほどで、それを買う気になっていたのですが、買う前に御徒町に行ってみました。御徒町の試打できるお店で試打してみました。G430 MaxのAlta JCBのRとS、Tour Chrome 65Sを試打しました。それとそこにあったG430 LSTのTour Chrome 75Rがついた個体と比べながら結構な時間試打しました。
試打結果はシャフトが重くて垂れ気味だったのにもかかわらずLSTがリード。低弾道・低スピン（2,000回転ぐらい）、軽いドローで飛んでいきます。もともとスピンが多くて悩んでいたのでこれは感激しました。
一方Maxはいきなり１球目七筒。次の引きに期待（笑）。七筒が被る。次の自摸も七筒・・・。これだけ被るとだめですね。自分の腕だとMaxのはずなんですけど結果はなぜかLST。とりあえず結果で決めました
免税にすると50K程度。今の為替だと250ポンドですがその値段では絶対に手に入りません。日本の中古は安いです。仮にだめでもLSTならロンドンでドナドナできると思って買いました。
ロンドンに戻って、G425 Maxに装着されている三菱テンセイCKプロオレンジの5Rに換装。
44.5インチの短尺、310グラムということもあって振りやすい。このシャフトは元調子でカウンターバランスなので僕好みです。バランスは計測していませんが明らかにCバランスだと思います。
以前はクラウンについているあのブツブツ（タービュレーター）が嫌いだったのですが、G425を使いだしてそれほど気にならなくなりました。
ピンのドライバーは左を向いておらず、どちらかというとオープン気味で僕好みです。LSTは440CCというのですが、どちらかといえばシャローなヘッドなので小さい感じはしません。
次に打感と打音ですが、G425から格段に向上しました。G425は良くも悪くも金属バットで、はじく感じで音が高い。結果が出るから使っていましたが、好みとは程遠いです。G430 LSTの打音は非常に上品になりました。打感も柔らかくて僕好み。これは格段の進歩です。MaxよりもLSTのほうがどちらかといえば僕の好みです。
ロンドンに戻ってきてすぐにカチャカチャで調整。何度もレンジで微調整。ウェイトポジションとロフト調整です。
まずノーマルで打ちました。試打の時よりもいい！少し低めですが低スピン。左にはいきませんね。むしろ右にプッシュするのが嫌かな。このままでもいいかもしれませんが少しずつチューンしていきます。
次はウェイトをドローポジション、ロフトはスタンダード（ピンは〇印）、G425と同じ設定にしました。右に行くのが軽減されてまっすぐに近い感じで飛んでくれます。少し球が低めですね。
ウェイトをノーマルにして、ロフトを大きい＋（1.5度寝る）方向に調整。これは球が上がりすぎる。あとロフトが寝すぎで構えにくいです。
次にドローポジションと小さい＋（1.0度寝る）方向にするとハイドローで飛んでいきます。
これで実践投入もしてみたのですが、少し左にまくので、フラットライも含めて再調整。最終的にロフトプラス１度、ウェイトをノーマルポジションに戻すとこれがドンピシャでした。
思っていたよりも直進性が高く、低スピンのじゃじゃ馬的な感じはなかったです。ロフトを上げたことで球もしっかりと上がってくれますし、もともとスピン量が多いのですが、このクラブは棒球で飛んでくれます。ほんの少しティーを高め（といっても普通の人よりも低いと思います）にして振るとよりいい感じです。
実戦に投入して、飛距離性能もそこそこ高いと思います。5年前のシャフトですが相性がいいんでしょうね。欠点はほとんど見当たりません。一発の飛距離ならムジークのディープインパクトがすごかったですが、あれはあまりにもじゃじゃ馬で、シャフトを何度も変えましたが僕の腕では乗りこなせない。G430は飛距離は劣りますがそれでも飛ぶ。しかも曲がらない。飛距離と直進性の両立では史上最高だと思います。
30数年前に何をしても使えなかったパーシモンのパワービルトサイテーションを当時最新鋭のキャロウェイビッグバーサに入れ替えたぐらいの感動（大げさ？）
ロフト11.5°、44.5インチのRシャフトという軟弱スペック。まっすぐ飛んでくれればいうことございません！