R33 (336) Bearwood Lakes GC 2024/05/07 | Nae Wind, Nae Gowf !

Nae Wind, Nae Gowf !

リンクスバカ一代、seatakuのゴルフ日記です。
日本人コミュニティーを越えてイギリス人と闘うゴルフを細々と綴っています。
禍福は糾える縄の如し。ゴルフがあるから辛いことも耐えられます。

実は今日はゴルフをするつもりは本当はなかったんです。

 

ところが3連休の前の日、このソサエティーの主催者から「キャンセルが出たので来てくれないか?安くするから・・」というので迷った挙句、昨日の天気予報が雨確率100%というのを見定めて、昨日は予報よりは降りませんでしたが、雨だったので仕事して今日の出走にこぎつけました。

 

今日はこちらにお邪魔しました。

ベアーウッドレイクGCです。

ロンドン中心部から1時間ぐらいの半径内には素晴らしいコースが点在しています。王者サニングデール(オールド、ニューとも世界百選)、スウィンリー・フォレスト、セント・ジョージーズ・ヒルの御三家、ウォルトン・ヒース(オールド、ニュー)、バークシャー(レッド、ブルー)、ハンクリー・コモン、ウォーキング、ウォープルズドン、ウェスト・ヒル、ハインドヘッド、ニュージーランドなど、ヒースランドコースのお手本と言えるコースがひしめき合っています。これらは歴史が育てた素晴らしいコースであることは間違いありません。

 

一方、少し趣が異なるコースもあります。特に1980年代以降に造成されたコースです。クイーンウッド、ウォーバーン、ウィズレー、それとこのベアーウッド・レイクなど、重機を大々的に入れて造成したどちらかというとアメリカンスタイルのコースです。ウェントワースは古いクラブですが、最近の運営はこちらに近いと思います。

 

ウォーバーンはビジターを積極的に受け入れていますが、クイーンウッド、ウィズレー、ベアーレイク・ウッド、ウェントワースとも、メンバーゲスト以外のいわゆるメンバーとは関係のないビジターを原則として受け入れていません。

 

イギリスのコースは超がつく名門でもビジターをある程度受け入れています。ですから百選に入っているコースを攻略はある程度までは問題なく進むのですが、高いハードルとして我々の巡礼を阻むのがこれらプライベートコースです。

 

ベアーウッド湖周辺は、11世紀からイングランド王の「お狩場」になっていました。今や熊や猪はいませんが、バークシャーで有名な野生の鹿の生息地です。200エーカーの広大な土地を造成し、点在する湖を縫うようにコースが作られたのが1996年のことです。設計はハウトゥリー家の3代目、マーティン・ハウトゥリー。いつものTop100 Golf Coursesの評価はイングランド55位、バークシャー州4位です。新しいコースの評価が厳しい傾向にあるのは確かです。

 

今日は早めにベーコンロールを食べて、レンジに行きました。どこも雨の影響でなかなか芝から打てませんがここも例外ではなく、アストロターフからです。

びっくりしたのがスティックが用意されていることです。これはいろいろな名門も回ってきましたが初めてのことです。素晴らしいサービスですね。高いコースだけにレンジは打ち放題です。

 

グリーンの仕上がりは少し軟らかいですが目が詰まって上々です。今の時期は花が咲くので荒くなりがちですがきれいに仕上がっています。

 

久しぶりに素晴らしいお天気になり、今日は最高気温も20度近くまで上がる予報。すでに半袖・サングラス・サンローションの夏のゴルフの様相です。

 

今日のティーは黄色、6,244/72と短めですCR71.2となっていますが、SRは137とアベレージゴルファーにとっては非常に偏差値が高いコースになっています。初めてのコースはいつでも期待値が高まります。どんな感じで行けるでしょうか。

 

1番:348/4 □

池越えから少し打ち上げていく短いパー4。池をキャリーするのは問題ない。ドライバーはど真ん中に打てた。

第1ホームのメンバーに聞いていたのが「ベアーウッド・レイクは地面が今年は特にひどい」ということ。元々池が多いので低地で水はけは悪い予想です。残り115。ランはほとんど出ていない。フェアウェイが緩く、打ち込んだらぐちゃっとダフって飛ばずでラフの中。ラフから出ず4オン2パット・・・。これはやばいです。

 

2番:490/5 ー

まっすぐのパー5。途中で下りになってフェアウェイが切れて、下から打ち上げになる。ドライバーは左に出てバンカー手前でプラグしていた。220ヤードぐらいはキャリーしている勘定になる。

リフト&ワイプでドロップ。4HYで左の林ぎりぎりを攻めた。少しフックしたので暫定球。同じ位置・・・。前に出た。前にあって残り120打ち上げ。7鉄でオン!7歩の上りバーディーパット入らずでパーを取った。

 

3番:188/3 △

195ある。クリークで左側に出た。

左で少しオーバー、チッパーで寄せた。うまく寄ったが1ピンのパット入らずでボギー。悪くない。

 

4番:359/4 □

ドライバーがフェアウェイ左にある丸い木に当たって下にはたかれるのが見えた。200程度。

木の下のディボットに見事に入り込んでいた・・・。PWで戻して、9鉄で乗せた。ところが手前に乗せてしまい遠い上りが残った。うまく打てたがショートして3パット。グリーンの状態はいいですね。

 

5番:490/5 △

少し左に曲がっていくパー5。途中下っていく。ドライバーはど真ん中、うまく打てています。

残りまだ300弱ある。

このとおりまったく飛ばない。ランは30センチ・・・。

クリークで少し左に出して110を9鉄で乗せた。10歩のパーパット、入ったと思ったが切れてタップイン。

 

6番:348/4 □

狭いフェアウェイで落としどころがめちゃくちゃむつかしい。ドライバーは左の一本木方面でそこから左に切れた。暫定球を打ったらまっすぐ・・・。

一本木を越えた向こう側のラフに着弾。これまたプラグしていて、ラフから出すだけになって3打目は110からPWでショート。チッパーで寄せるが完全に寄らず2パットした。つらい。

 

7番:408/4 -

左に大きくドッグレッグして、2打目から打ち上げになるパー4。ドライバーはうまくドローする完璧な当たり。

ランがほとんど出ないが残り175の上り。風が向かい風でクリークを打った。左にわずかに外れた。チッパーでスライスラインの下りに打っていく。これが入ったと思ったがピンに当たった。2歩の上りを慎重に決めてパーが取れた!

 

8番:291/4 ー

短いパー4打が左に池があり前は230で突き抜ける。ドローが打てればいいが・・。地面が柔らかくキャリーで止まると予想、ドライバーを選択。これが完璧な当たりできれいにドローした。残り55で思った通り。SWで乗せたが少し奥。でも2パットのパー。

 

9番:141/3 ー

右がずっと池になっていて左にバンカーが効いているパー3。ピンまで138で池の際に切ってある・8鉄で右側に乗せる。

長いパットが残ったがうまく処理出来て3連続パーが取れた。

 

フロントナインは8オーバーの44。今までのトンネルから抜け出せそうな感じがしてきました。ハーフウェイハット(茶店)で水を補給。お店のばあさんが電話していて遅い・・・。

 

10番:393/4 △

まっすぐのうち下ろしのパー4。ドライバーはど真ん中だが・・

フェアウェイで探しても出てこない・・・。このように埋まっていた。最低・・・。

残り180で6鉄がショート、UWで乗せて2パット。これでいいのだ。

 
11番:482/5 △
まっすぐのパー5。前の池は100ヤードも打てば越える。ドライバーが少し左に出て林の中。

低い球で出すだけになって、6鉄でうまく出した。

小鴨の季節ですね!230から張り切っても乗らない。6鉄からUWでオン。2段グリーンの奥で同じ段につけた。パーパット、ほぼまっすぐのライン、入ったと思ったがけられた。

 

12番:170/3 +3

2つの大きなバンカーで囲まれたグリーン。165で打ち下ろし。7鉄。ところがこれをひっかけて左バンカーの向こう側へ。暫定球は6鉄に持ち替えてオン。

左側で探すと、排水のためのディッチの中で見つかった。打てそうな微妙な状況。少し水は溜まっているが打てると判断、そのまま打った。すると最悪、土手に刺さった・・・。これはプラグ下からといって救済を受けることができない。そのまま打つか1罰打でレッドペナルティーから出すか。SWで100ヤード打つような勢いで強振、すると何とか出た。パターで寄せたが下りグリーンが異常に速い・・・。2パットでダブルパーにした・・・。

 

13番:334/3 ー

池越えからクリーク越えになる短いパー4。右ドッグレッグ。ロングヒッターはクリーク越え狙いだがキャリーで240必要。ドライバーは微妙なのでスプーンでど真ん中を狙う。これが完璧な当たり!

ところがですよ・・・・。

ファーストカットでまたプラグ。210キャリーぐらい飛んでるんですよね。残り120。PWでオン、下からのパットがショート。ここから下っていてこれをうまく入れてパー。

 

ここで事件発生。グリーンを離れているときに後ろから回っているシングルから打ち込まれる。1メートル内側に打たれていたら直撃していた・・・。怖いです。同伴競技者のポールはカンカン。

 

14番:157/3 △

ニアピンです。英語ではニアレスト・ザ・ピン、米語ではクローゼスト・トゥー・ザ・ピン、略してKPといいます。後ろから追いついてきた彼に「グリーンから離れているときに打ち込むのは危ない」というと、「フォーといった」というのでここでポールも僕も「言っていない。聞こえていない」ともめた。こんな高級コースでもこんな輩もいるという見本です。155で7鉄で左に出した。

左からSWで乗せてピンを超えて、下からのパット入らずでボギー。仕方ない。

 

15番:419/4 △

まっすぐのパー4だが最後が打ち上げになるむつかしいホール。ドライバーは左だが問題なし。

残り200で4HY。これが左に出た。左手前から乗せたが遠い。3パットにしてダボにした。

 

16番:516/5 □

まっすぐのパー5。ドライバーが左に低い球で出て林の中でバウンスするのが見えた。

林の中で見つからず、前も念のために探すと出てきた。林の中の土が硬く跳ねたものと思う。前がゴースでゴースを避けるように前に出そうとするが枝に当たって飛ばず。もう一度同じようなショットをして何とかラフまで出せた。4打目、145ヤードのラフ。前に出すのが精いっぱい。5オンで上の段につけた。2パットのダボ。つらいです。

 

17番:317/4 ー

ドライバーはど真ん中。

しかしまたプラグしていた。残り70でUW、これを乗せて2パットで切り抜けた。よかった。

 

18番:400/4 △

前に池があり、2打目は池越えになるパー4。池までは290あるのでドライバーでも問題ないだろう。ドライバーは前の池方向に。ラフに入ったのが見えた。

ラフで探し出してフェアウェイに戻す。残り120打ち上げからの9鉄。うまく乗せて2パットで終わりました。

 

10オーバーの46、アウト44なので何とか90。きつかったです。5月になっても乾かないフェアウェイ。昨日の雨でぼこぼこだったのだとは思います。仕方ありません。

 

クラブハウスの中はモダンで明るいです。

デッキからの風景。美しいコースです。

今日のメニュー。

エビとアボカドのサラダ。申し訳ないがボイル甘エビの鮮度がイマイチ。何とか片づけた。

子羊の肩ロースの赤ワインソース、マッシュポテト添え。

これはおいしかったです。

デザートはイートンメス。

イートンメスとは、つぶしたイチゴにクリーム(ダブルクリームでした)とメレンゲを混ぜて作るイギリスの夏のデザートです。名門校イートンで食べられていたといわれています。横にあるのはショートブレッドです。いかにもイギリスのデザート。

 

結果は1位が4人で、カウントバックで僕が2位になりました(笑)皆さん悪かったものと見えます。

シャトー・ヌフ・パープでした。ガメイですが比較的おいしい産地です。

 

食事が終わったのが午後6時。ここから45分ほどの第1ホームで練習して帰りました。

ゴルフコースの夕日が美しい。今日も一日が終わった。

 

家に帰ってメールを見ると山のようにたまっていてたちまち現実に引き戻されております。明日は仕事です。