少し長くなります。
土曜日の昼に大陸出張から帰って来ました。
日本に帰国して2週間ほどが経ち、その後も出張とかで先週ようやくゴルフ再開しました。
ロンドン出発前に日本に帰国することをこのブログで申し上げたら、ナイキゴルフさんからピンのクラブの試打をしないかとお誘いいただきました。
10月21日(土)に東京に到着、22日(日)の夜に海外からのお客様の接待がある予定だったのですが、イギリスを出る直前にそのお客様の接待が23日(月)に延期になったので、丸1日空いてしまいましたので、ちょうどよかったわけです。
京葉線の蘇我で待ち合わせ、場所はナイキゴルフさん行きつけのダイナミックゴルフ千葉。そこの工房さんでピンのクラブを打たせてもらいました。
打ったのはまずはアイアン。
とにかく簡単なクラブということでG430にNS 850 NeoのS(だったと思う)がささっている7鉄を打ったのですが、これがまったくお話にならないぐらい結果が出ない・・・。ライ角がブラックというのもあったのかもしれないのですが、左に引っかかる球が出る。シャフトが軽いというのもあったのかもしれませんがまったく合わない。これはショックでした。
G710も試打しましたがこれはもっとお話にならず引っ掛かるだけでした。
次にi230にモーダス105が入ったのを打ちました。引っ掛かりはなかったですが、これなら今の共栄から変更する気が正直起きないし、それなりには寛容ですがそれほど簡単とも言えないので保留です。
最後にi525を打たせてもらいました。これが良かったですね。ライ角はブラックでしたので少し引っかかる感じはしましたが、球は上がるし距離もしっかり出ている感じでした。なんといっても共栄よりもミスに強い!トーに当たってもちゃんとそれなりに飛んでくれるのは驚きでした。
次はドライバーです。G430 MAXの10.5度を打ってみました。
最初はピンのTour 2.0 クロームの65/Sで試してみました。ところがこれが暴れん坊将軍(泣)。別に硬いわけでも何でもないのですが普通に打つと右にしか出ない。下手なだけですね(笑)。ドローバイアスにカチャカチャしてもらったのですが全然ダメでした。捕まえに行くと左・・・。これでは使えないです。中元調子のシャフトといいますが手元がしなる感じはなかったですね。
次にフジクラベンタスTRプルーの6Sを入れてもらいました。今使っているのがベンタスブルーの5Rなので硬すぎると思いましたが、これはよかったですね。とにかくまっすぐ高く出ます。カチャカチャでドローにしてもらったら、素直な挙動で右にも左にもいかず直進性がいいのがよくわかりました。ただ、ラウンドで使うとなるともう少し柔らかく落としたほうがいいと思いました。おそらく5Rでちょうどいいと思います。
これにベンタスTRレッドの6Sを試しました。これはご乱心レベルの暴れん坊将軍、球が散る。明らかにあっていませんでした。
試打してその後、ゴルフ銀座市原のゴルファー御用達の八幡屋さんでウナギを食べてその日は終わったわけです。
ロンドンに戻ってきていろいろ忙しかったわけですが、色々と考えてみると、第1ホームの連中や日曜日対戦したポールも、シングルでもみんな簡単なクラブを使っています。第1ホームの僕と仲のいいシングルたちは、テーラーメイドのステルスやP790、タイトリストのT300、ピンG425やG430、ミズノJPX、PXGなんてクラブが主流です。スクラッチとかプラスハンディ連中はまた違いますが、片手から両手ぐらいまでだと簡単なクラブに徹しています。第2ホームでも同じ傾向なんですね。
どう考えても簡単なクラブを使って結果を出すのが有利なわけです。どのクラブがプレーヤーにあうかはそれぞれだとは思いますが、零細メーカーが作る地クラブは味があるしデザインもいいですが、大手メーカーがふんだんに研究開発費をかけたクラブのほうが結果が出る確率が高いのは自明の理ですよね。当然、組み立てがきちんとしているのが前提ですが。
第2ホームでの敗戦の後、彼のアイアンがG425でこれで結果を出しているのを考えていました。こちらのオークションサイトの ebayでタイトリストのT200やT350、P790など、飛び系やお助け系のアイアンを見ていたんですね。
T200の新品がよさげだったのですが日本よりずっと高く、グッとくる玉がなく、なんとなくi525を検索したら、スターティングプライスが安いのがでてきました。ピンだと僕の場合、体格からもスイングからもライ角はレッドがドンピシャ。シャフトは今のDG105のS200がいいのですが、DG105のR300が刺さった5鉄からPWのライ角レッドの6本セット。これならおそらく問題なく使える。写真で見る範囲は悪くない(グリップは交換必要でしょうね)。少々のさびなら何とかなるしもしこの程度で落ちるのならお財布は耐えられる。
翌朝にオークション終了だったのですが、出品者はゴルフショップで落札者の評価も悪くない。どうせ落ちないだろうと思って最高落札価格を10ポンドだけ上げてビッドしました。
すると誰も入札者なく落ちてしまいました(爆)。落ちる予定はなかったのですがカードで決済しました。
そのセットが到来いたしました!
ピンi525のレッドドットです。きれいなもんです。
実は日本で販売されているロフト構成は、イギリスでは「パワースペック」と言われている構成で、イギリスのロフトは寝ています。比較してみます。
イギリス 日本 ライ 共栄 ライ
#5 24.0 22.5 60.0 25.0 59.5
#6 27.0 25.5 60.5 29.0 60.0
#7 30.5 29.0 61.0 33.0 60.5
#8 35.0 33.5 61.8 37.0 61.0
#9 40.0 38.5 62.5 41.0 61.5
PW 45.0 44.0 63.1 45.0 62.0
UW 50.0 49.0 63.1 50.0 62.5
(ピンのライはレッド(1度フラット)です)
イギリスのライ角(世界的にはこちらがスタンダード)のほうがきれいにフローしていると思いますがいかがでしょうか。
僕のクラブよりもロフト・ライとも少し立っている感じですが、打ってみて調整して追い込んでいければいいと思っています。
シャフトはこちらでカスタムでオーダーできるDG105のR300。
こうやって見ると全く違います(笑)。よくこんな小さいのを使っているものです。これでもキャビティーなんですけど・・。
到着して試打に行こうと思ったのですが、グリップが太すぎてこ(れでは全く使えない。いつものツアベルの60をいれないと使えないです。
近くのアメリカンゴルフには在庫なく、遠いのですが在庫が確実にあるSilvermereに行きました。60X(バックラインあり)がなく、やむなくバックラインなしを買いました。
その後家に帰ってからメトロ(笑)で試打。
行ってきました。
グリップが太いからかいい球打てませんね。
感想です。
寛容性:抜群です。トーに当たってもしっかりと飛んでくれます。
距離:共栄の1番手弱、キャリーとトータル距離ぐらい違います。ピンだと5鉄でキャリー170ぐらいですね。7鉄でキャリー150、9鉄で130、PWで115って感じです。下の番手がとびませんね。
打感:最悪(爆)。共栄の最高の打感を思うとお話にならないぐらいです。芯に当たると何とかなるのですが・・・・。
家に帰ってグリチェンの儀(笑)。
これが挿してあったグリップです。ラムキンのコピーの安物です。2本線の上あたりから膨れているのがお判りでしょうか。切ってみたららせん4重巻きでした。太いはずです。新しかったのでテープはすぐに剥がれました。
グリチェンの写真を載せるまでもなく、6本のグリチェンを完成させました。今回はツアベル60バックラインなし、NCAバッファローらせん1重巻き。グリップはやっぱりツアベルですね(笑)。
明日実戦投入しますね(笑)。