渋谷でのリンチ未遂の件

以前綴っていたブログでは
実はこの話の詳細は書いていません。

 

この生い立ちを綴り出した10年前は
みっともないような恥のような気持ちで
まだこの話を人に話せる自分ではなかったのだと思う

 

 

 

 

 

 

未遂というのは
私が隙を狙って
必死で逃げたからだ。

 

 

 

 

ここでも私は
集まって人の噂話をする女の子よりも
気取らず笑って話せる男の子の方が一緒に居て楽で
しょっちゅう男の子たちと遊んでいたから


チームの女の子たちに目をつけられ
女子の集団リンチに遭いかけた。

 

 

 

 

 

 

弱いものは集団でいじめて
強いものには逆らえない


そんなフェイクな世界に気付き
渋谷に行かなくなった頃に
ある女の子から電話で呼び出された。

 

 

「今日渋谷来ないの?おいでよ、話もしたいし」

 

 

 


直感的にどこかで何かを感じていながらも
当時の私は断ることが苦手で
久しぶりに渋谷に向かった。

 

 

 

 

センターに着いてすぐ
ある男の先輩が話しかけてきた。

 

 

 

 

普段そんなに話したことなくて
挨拶程度の先輩だったけど
 

みんなが慕っていて
暴力団に所属してると噂の先輩が

 

「飲みにでも行くか?」
 

と言ってきた。

 

 

 

 

 

もしかしたら
どこかで噂を聞いて
守ってくれようとしたのだと
後になって気づいたが
 

話があると呼ばれたこともあり
私は断った。

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして女の子ふたりから
センターの裏道に呼び出される。

 

「男とばっか居るんじゃねえよ」
「ヤリマン!」








このチーム内で
いやこの渋谷で
私は誰ともそんな関係になったことはない。




仲良く遊んでは居たが
小中学生の頃と同じように
異性という枠でない友達として
男の子と遊んでいた。

 

 

 


いつの時代も女の子の妬みは
本当に勝手にイメージを作って
一方的だ。
 

 

 

 

 

ただ、この女子二人は
気に食わない女の子がいると
リンチをするというので有名な子たちだった。

 

 

 


陰部に電球を入れて割って
下の毛をライターで燃やす


それが彼女たちの定番のリンチだと
噂で私も聞いたことがあった。






センターの裏道で
人通りも少ない中
2対1での構図。

 

”私もそれをやられるのかな…”





そんなふうに思っていたら
若いサラリーマン風の二人組が
声をかけてきた。

 

 

 

 

 

「やめなよ、二人掛かりで」

 

「うるせーな、関係ねーだろ」

 

 

そんな攻防が何度かあって
私は心の中で


「助けて」

 

と叫んでいた。

 

 

 

 

 

 

「こっちにおいで」
と彼らは二人で私を匿う形で
彼女らに穏やかに説得をしている。

 

 

 


そんな状況が
益々その女子たちの怒りを買い始めたのか
彼女たちもどんどん言葉が乱暴になってくる。
 

 

 

 

 

無理矢理にでも
どこかに一緒に連れてって欲しかったが


気の優しそうなその二人は
結局女子二人に言い負かされて
立ち去ってしまった。

 

 

 

 

 


”もう無理か…”


内心はドキドキしていたものの
私の得意の言い訳が最後に口をついて出てきた。

 

 

 

 


「わかった、いくらでも付き合うから
その前に、今日この後友達と約束してて
その子に断りだけ入れないと…」

 

 


まだ携帯はなく
友達と連絡を取るという手段は
ポケベルくらいしかない時代。




駅も自動改札はなくて
切符を買って

駅員さんがハサミを入れる時代。




私は咄嗟に
渋谷のハチ公改札で

15分後に待ち合わせをしていること


友人に会って事情を話したら

すぐ戻ってくることを約束した。






彼女らは

一番下の後輩に見張りをつけさせることで
私を一旦解放した。






私と身長が変わらない
年下の若い男の子がついてきたが
駅前に着いても
そいつは私から離れようとはしなかった。







土曜の夜のハチ公口は
人で溢れかえっている。





「どこだろ?どこだろ?」
と芝居をしながら


そんな約束なんて

誰ともしていない架空の友人を
私は、いかにもげに探すふりをする。





そいつも「どれ?どれ?」
執拗についてくる。





「あ!いた!ちょっと言ってくる!」


と、私は一瞬の隙に
切符売り場に走った。





人だかりに向かって一気に走り出した私を
そいつも見失ったのだと思う。




その隙に急いで切符を買い
改札に一気に走り抜けた。





追いかけてくるかもしれない不安と焦りで
とにかく急いで山手線に飛び乗る。





2〜3駅の間は
”もしかしたら、あいつも追いかけて乗ってるかもしれない”
そんな風にソワソワしていたが


乗り換えの品川駅に着いて
次の京浜東北線に乗る頃には
安堵の気持ちがようやく襲ってきた。





2〜3ヶ月毎日のように過ごしていた仲間と言っても
何度も書いてるように
あの場所にいる人たちは
あの場だけの中身のない仲間。

フェイクそのもの。

 

 

 

 

家の電話番号を教えてる子も数人はいたが
住所を知る人も
個人情報を知る人もまずいない。




やっとの思いで家に帰ったら
週末の夜に珍しく母親が居た。




「さおちゃん、何かさっきから何度も電話かかってきてるよ」



きっと見逃してしまった後輩の子が責められて
大慌てなんだろなと思いながらも
とりあえず家に着いたことでホッとした。





その後1週間くらいは
地元の駅に居たりするんじゃないかと

ドキドキもしたが


追われることもなければ
誰かが来るのはもちろん
あの夜から電話がかかってくることもなく
リンチは完全に未遂に終わった。






今思えば
別に私はその子たちに何かしたわけでもないし
勝手な先輩女子たちの妬みでしかなかったわけで


そこまで執着したり

エネルギー使うわけはなくて当然だと思うけど


若干16歳の私には少なからず怖かったし
思い出したくもなくて

人にも話したことなければ
ブログでも省いた出来事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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