今年も、あと１０日ほどで
９月１日がやってきます。
子どもの自殺が一番増える日
と言われている日で
取材や相談も増える時期。
悩んでるお子さんをお持ちの親御さんや
悩んでる若者が近くにいる人からは
不安も多く
気が気じゃない時期かとも思います。
そして悩んでいる子どもたち
若者たちは
とにかく不安で怖くて
辛くて苦しくて
孤独感でいっぱいだと思います。
そもそも
死にたい気持ちを抱えていることが苦しくて
死にたい気持ちを持ってることに罪悪感も感じたりして
死にたい気持ちが心も全部支配して
今こうして生きてることが地獄に思えてくる…
そんな若者たちに
私がいつも思っていること
伝えていることがあります。
「死にたい」
そう思うことは
逃げでもなければ
弱いことでもなんでもない
私はずっと
そう思っている。
むしろ
生きることを頑張ってる証だと
そんな風にさえ思う。
誰も愛してくれないツライ家庭環境で
誰も分かってくれない学校という組織の中で
誰も信じられないこの社会の中で
そんな環境でも
必死で生きることを頑張っているから。
私も過去
何度となく
「死にたい」と
ひとり苦しんだ日々がありました。
それを
やっとの思いで
誰かに打ち明けた時
「あなたが死にたいと言ってる今日は
明日生きたいと言って死んでいった人の明日だ」
そう言われたことがあった。
きっとその人は単純に
「命は大切だ！頑張れ！」と
励ましたかったのかもしれない。
けれど私の中には
溢れるほどの
『代われるものなら代わってあげるよ！』
という叫びでいっぱいだった。
”明日生きたいと言っているその人と
代われるものならいくらでも喜んで代わってあげる”
「死にたい」と苦しんでる子は
きっとみんなそう思うだろう。
そのくらい
自分の価値も
自分のいる意味も
わからないくらい
追い詰められているのだ。
だから
私はいつも言っています。
周りの人はもちろん
自分自身でも
『死にたい気持ちを責めないでほしい』と…
みんな好きで死にたいわけじゃない
みんな好きでそこにいるわけじゃない
ただただ死にたいくらい
ツラく苦しい気持ちを
誰かにわかってほしいだけ…
ひとりでいいから
誰かにわかってほしいと
心の奥で叫んでいるだけなのです。
昔の私もそうだったように…
死にたい気持ちを
逃げとか甘えなんて決して言わずに
どうして死ぬほど苦しんでるのか
ただ聞いてあげてほしいと
そう思うのです。
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