この数日

メディアから

このニュースに関する問い合わせが増えています下差し

 

 

 

 

 

新宿のトー横キッズにはじまり

大阪のグリ下

そして今回の名古屋のドン横

 

 

場所は違えど

そこに集まる若者たちの背景や理由

そこでしていることに違いは全くありません。

 

 

 

共通するのは…

 

家に居場所がない子たち

 

ということ。

 

 

 

 

私自身がそうした当事者で

10年前から個人で若者の相談活動をはじめた身としては

 

ここに集まる子たちの気持ちは

本当に痛いほど

手にとるように分かります。

 

 

 

 

 

・家にもどこにも安心できる居場所がない

・自分をわかってくれる人がどこにも居ない

・何のために生まれてきたのかわからない

・自分が生きてる意味さえもわからない 等々

 

 

 

私もそうした背景と心の闇を

中学くらいから

いや小学生から

ずっと感じていました。

 

 

 

そして実際に

居場所を求めて彷徨い始めたのが

高校をやめた15歳の頃。

 

 

 

 

その頃は

渋谷にチームというカルチャーが生まれたばかりの頃で

センター街をはじめ

公園通りや渋谷のあちこちに

チームというコミュニティが派生していたのだけれど

 

私が知る限り

夜も帰らずたむろしている子の中に

安心できる居場所のある子は

ほとんど居らず

ほぼ全員が

地元にも家にも居場所がなかったように思います。

 

 

 

 

13歳〜20代前半の若者たちが

昼間も夜もセンター街に集まるのだけれど

 

終電が終わり夜が更けても

何をするでもなくセンター街にいる子たちは

大体15歳〜20歳くらいで

 

私が初めてマリファナを見たのも

この場だったというくらい

 

家庭からはもちろん

社会からもドロップアウトしたような

そんな若者たちが

 

帰る場所もなく

目的もなく

ただそこに夜な夜な居る…

 

そんな場所でした。

 

 

 

 

 

センター街では時折

チームの誰かが言い出した組体操が始まったりして

 

センター街のど真ん中で

ショップの2階が見えるくらいの高さまで

10数名がピラミッドを作り出して

 

通行する一般の若者や大人たちが

それを怪訝そうに眺めたり

不思議そうに見つめたり

笑いながら通り過ぎる

 

そんなこともありました。

 

 

 

 

 

そして地元に帰ると

暴走族をやっている同級生たちが

親がほぼ留守状態の私の家に集まる

という日々。

 

 

と言っても

暴走族の子たちのほとんどが

親が夜居ない家庭環境の子たちで

 

渋谷のチームとは

ファッションも行動もカルチャーも

全然違うのですが

 

夜な夜な集まり違法に改造したバイクで

交通ルールも完全に無視した暴走行為を繰り返す…

 

という行動の背景や理由は

渋谷に集まる子たちとも何ら変わりませんでした。

 

 

 

 

 

そう

集まる場所も行動も違うけれど

 

結局は

家庭内にもどこにも居場所のない子たちが

 

似たような仲間と

夜な夜な集まるという

 

全く同じ背景なのです。

 

 

 

 

 

 

このトー横やグリ下などのニュースを見るたびに

30年以上前の

私が見てきた景色や経験と

何ら変わらない若者たちの背景に

 

自分が感じていた生きづらさや居場所の無さと

全く同じものを感じます。

 

 

 

 

実際に昨年末に

新宿のトー横を巡回した時に出会った16歳の男の子は

 

「俺、親がひどくてさ、帰るとこ無いんだよね〜」

 

出会ったばかりの私にそう言いました。

 

 

 

別の10代の男の子も

 

「家が居心地悪くて居場所ないんで、友達の家を転々としたり

時々誰かに会いにココに来てる」

 

そう言っていました。

 

 

 

 

 

今も昔も

若者たちの繊細な心は何も変わらず

 

親から無条件に愛されたことのない子たちが

 

家に安心できる居場所のない子たちが

 

居場所を求めてこの場所に集う…

 

ただそれだけのことなのです。

 

 

 

 

 

犯罪の温床でも

不良の溜まり場でも

特別、危険な場所でもなく

(危険があるとするならば大抵は大人からの誘惑です)

 

ただ居場所がない若者たちが

唯一見出した居場所なのです。

 

 

 

 

 

 

この件で大人に言いたいことや

社会に伝えたいことは山ほどあるけれど

私がまず言いたいのは

 

もしこれを社会問題とするならば

その前にもっと沢山の社会課題があるはずです!

ということ。

 

 

 

 

その場所から彼らを追い出したり

ましてや一斉摘発なんてするのではなくて

 

なぜ彼らがそこに集まるのか?

なぜそこが彼らにとって居場所になってるのか?

彼らが真に求めるものは?

求める場所は何なのか?

 

彼らの行動にジャッジをしたり規制をする前に

私たち大人ができることは山ほどあるはずです。

 

 

 

 

 

夜な夜な繁華街でたむろする若者たちに

批判や否定をする前に

 

日本の未来を担う若者たちが

そんなふうに居場所を求めて

危険なリスクを犯してでも

そこに集まる背景や真の理由を

 

大人はまず真剣に考えるべきだと

私は思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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