15で始めた頃は
”なんでこんな仕事してるんだろう”
と虚しさに苛まれた夜の仕事も
この頃にはすっかり慣れて
お客さんに気に入られる術も
いつの間にか身についていた
お世辞や駆け引きは
不器用だからできないけれど
素直で無邪気な自分のままのが
気に入られるということも
この頃無意識に覚えたと思う
そして今思うと
自分は可哀想な女というオーラが
”守りたい”
”助けたい”
という男性を引き寄せていたのだろう
生活リズムも乱れ続け
夜からお店に行って仕事をし
終わった後は
お客さんとアフターか違法ゲーム店で
お昼近くまでギャンブルでお金を使う
日払いでもらったお金は
増えたり減ったり
本当にその日暮らしのような
堕落した生活
そして休みの日は
Sくんや同級生の男子と昼間からスロットし
夜は暴走族の集会に出るか
ラブホでSくんとドラッグ三昧
本当に今考えると
腐った生活だと思う
まさに廃人
本当なら同じ年の子は
高校に通い勉強し
友達と遊び
普通の人生を送っているはずなのに
その現実がまた
自分を地獄に落とす
”どこまで堕ちていけるか”
とさえ思うようになる
”どうせいつ死んでもいい命なら
堕ちるとこまでとことん堕ちてやる”
そんな感じ
そんなある日
大好きだったひいおばあちゃんが入院した
ずっと元気なものだと思っていたけど
知らぬ間に体調を悪くさせていたらしい
私は自分のことばかりで
そんなことさえ
気付かない、見ないふりをしていたのかもしれない
横浜の市民病院に入院することになり
入院するその日
私は手元にあった3千円を渡した
きっとそれが
精一杯の私の気持ちだったのだと思う
堕落した生活の中で
お見舞いに行ったのは
2回か3回
最後にお見舞いに行った時
帰り際ひいおばあちゃんが
「泊まっていかないかい?」
と寂しそうに言った
今でもその時の光景は目に焼き付いている
夕暮れ時の薄暗い個室のベッドで
帰ろうと部屋を出る私を
寂しそうに見つめていたおばあちゃん
私はその日も集会で
「また来るよ」と
後ろ髪を引かれる思いでいながらも
どうせまた会えると思って
帰ってしまった
その数日後
ひいおばあちゃんは
私の前から
私の人生から
消えてしまった
病院に駆けつけた時にはすでに
おばあちゃんは息を引き取っていた
まだ温かいけど
身体の奥は硬く冷たくなっているような
初めて触れる不思議な感触
金髪の髪で
ショッキングピンクのサテンのジャンパーを着て
駆けつけた私に、母は
「なんて派手な格好で来るのよ!」と
泣きながら叱ってきた
”こんな時も母は
私を叱るんだな”
そんな風に思ったっけ
私は生まれて初めての
人の死に触れ
”私が代われたらよかったのに・・・”
と思いながら
世界で唯一の味方だったおばあちゃんの死を
激しい後悔と悲しみと寂しさに襲われながら
さらに廃人と化していった
個人セッションのお申し込み
現在、月に10名まで
個人セッションを受け付けております。
今月のご予約枠はコチラ
お申し込みはコチラ
電話相談はコチラ
岡田沙織 Twitter
毎週水曜日 16時〜生放送!
岡田沙織 公式Facebookページ