ちょっと時間が経ってしまいましたが、石破首相がトランプ大統領に、「日本はアメリカに150兆円投資する。」と言ったことが波紋を広げてしまったことについて解説。
Twitter民や、ヤフコメ民の多くは、「アメリカに150兆円も投資して、日本国民には投資しないのか ウキ―!」と、書き込みしているのだが、ちょっと考えてみれば、そんなことあるわけないわけで、正確には「日本企業が米国で150兆円投資します。」というのが正解である。
しかし、
「なぁんだ、税金じゃなければ、許したるわ。」
と、いうのかと言えば、やはりそんな単純ではないわけで、日本企業は、
「日本国内に投資するより、アメリカで投資したほうが儲かるわ。」
と、いう事態であることに危機感を感じなければならない。
しかも、投資するお金は、もしかしたら円でドルを買っているかもしれず、ますます円安が進み、ますます日本人は、貧乏になっていくのである。(米国で稼いだ金で投資するのかもしれませんが。)
石破さんは、帰国後、「国がやるのではなく、民間の投資ですから。」みたいに、まるで他人事のように言っているが、人のふんどしで相撲を取っておいて、知らぬ顔である。
日本企業は、日本国民が作って来たものであり、なぜ他人事のように言ってしまえるのか謎である。昔であれば、人格欠陥者と言われていただろうが・・・。
更に言えば、日本の企業から、「米国に、どんどん投資するので、投資分の税金を下げてくれませんかねぇ・・・。」と、言われかねず、ますます大企業の税金逃れが増える可能性がある。
と、いうことで、実は日本企業が国内から逃げ出している現象なので、由々しき事態なのであるが、気付いている人は少ないようである。
合掌