東京都の都知事選が始まるということで、ちらほらと全国ニュースになっている。

 

 こちとら西日本の人間なので遠い世界の話ではあるが、立候補者の面子を見ると、なかなかに絶望的である。

 

 私は、住所が広島県にあるので、石丸市長にも、多少馴染みがあるのだけれども、ネット界隈では、“なんであいつが・・・?” みたいな意見も散見される。

 

 しかし、小池さんも、もう長過ぎであるし、プロジェクションマッピングに50億円も使うような無駄遣いをさせられるようになったのであれば、交代する時期なのであろう。

 

 蓮舫氏については、“いつでも私が正義です” という聞く耳持たない人で、民主党が、なんでいつまでもこんな人を放置しているのか、よくわからない人物であって、強烈な言い方に魅力を感じて騙されてしまう人がいるんだろうな・・・と、絶望的になる。

 

 ほかに候補者が出てこないということは、小池さんより、政治基盤を持った人がいないということの証だと思うが、誰もやりたがらないということは、当選しても、矢面に立たされるだけで、やり損だと思う人ばかりなのだろう。

 

 しかし、都知事選であれ、他の選挙であれ。投票権をもった限りは一応投票に行くべきだと思う。

 

 「どうせ投票したって変わらない。」と、本当はめんどくさいのに、言い訳をしている人がたくさんいるのだが、生活に直結する政治から目を背けているだけである。

 

 つまり、選挙結果がどうであっても、「投票に行く。」=「自分の生活と向き合う。」であって、自分の生き方を左右しているからである。

 

 こうした自堕落な国民が増えた結果、企業や宗教団体、地元有力者などの組織票が増えてしまい、半強制的に投票させられている人たちの投票が、結果を左右するようになってしまった。

 

 ひろゆき氏が、「日本は、老人の人口が多いので、若者が行っても無駄なんです。」と、極論を言っていたが、これは、世の中のうまみを吸い続けている彼の生き方であって、日本国内で生活基盤を作っていく我々の姿勢ではない。

 

 若者が投票にいけば、少なからず身近な人と話題になるわけで、賛同してくれる古い人達も増えるだろう。

 

 今や日本は、補助金まみれの税金大国となって、森林環境税を取りつつ補助金を出して太陽光パネルのために山林を破壊するようなちぐはぐな国になってしまった。

 

 家庭にも、保険料や税金を上げて、わずかばかりの補助金を出している「大きく取って小さく返す。」というような詐欺まがいのことをやっている。

 

 私は「定額減税、変動性増税」と思っているが、このままでは、やはり生活水準は、どんどん落ちていくだろう。

 

 無駄と思わず、投票に行くことが自分達のためになると思います。