今度は突然の円高になって、またしても金融業界と経済会と、投資・経済系ユーチューバーは大騒ぎである。

 

 テレビでは、「ニューヨークでグラスビールを注文すると2,000円以上するけれども、お客さんでごった返している。」と、アメリカ経済の好調さを放送していたが、片や、労働者の多くがダブルワークしていて、本当に好調なのか分からなくなってくる。(物価に対して賃金が安すぎ、ダブルワークしないと生きていけないほど貧しいのです。)

 

 バブル全盛期もそうであったが、華やかさをマスコミが演出しだした時がヤバイ前兆であって、放送しているニュースキャスターの紅潮している笑顔に危うさを感じる。

 

 おまけに、雇用統計が予想よりも下回って、好景気のピークを既に超えてしまっているのではないかと想像される。

 

 

 雇用統計というものは、遅行データの一つであるので、現時点ではもう少し悪い可能性もある。

 

 まことしやかに言われていることであるが、正社員の雇用数が減り、ダブルワークしている人は、労働者2名としてカウントされるので、アメリカ中、パートとアルバイトだらけになりつつあるということを示している。

 

 FRBが金利を上げて、インフレを抑えようとしているけれども、高金利の魅惑が、世界中からますますドルを引き寄せて、インフレを助長しているように思える。

 

 

 ようやく、日本も世界のインフレの影響が出始めて、物価が上がっているのだが、年金生活者、労働階級の生活を直接攻撃して負担感が増している。

 

 物価高は、為替変位、供給量、石油価格による影響でもあるのだが、日本政府があちらこちらに補助金を撒きまくっているせいで、円の総量が700兆円(?)くらいに増大し、物価上昇を引き起こしている面もある。

 

 どこまで本当のことか分らぬが、実は、新NISAに日本国内の個人貯金が、国内株式に流入しているのではないかと言われているそうだ。

 

 とある、YouTube番組で説明されていたが、「日本人がインフレの恐怖に気づき始め、溜めていた現金を株式に投入し始めると、1000兆円を超える資金が流入し、株が急上昇を始め、とんでもないインフレがやって来る。」というのである。

 

 実際に、SBI証券のTOPIXの投信商品を見てみると、今年の1月から、販売高が爆増している。(年末の約50億円から約100億円に倍増)

 

 もし、積み立てNISAで流入している資金であれば、「ほったらかし」にすることにより、半永久的に資金が流入し続け、流入量と比例して価格が上昇していくことになる。

 

(※案件ではありません。)

 

 最近、何かと話題のエミン・ユルマズさんによると、日本は2013年頃からインフレ時代のスーパーサイクルに入っているのであり、あと30年くらい物価が上昇すると予想されるそうである。

 

 つまり2055年くらいにバブル全盛期が再びやってくるので、準備しておきましょう。ということ。

 

 個人的には、定年後の収入とインフレによる物価上昇が吊り合わないので、全力で投資していかなければならないと注視している。

 

 一番無難な方法は、新NISAで投資し、定年後、現金が必要になったときに、売り崩すというやり方であろう。

 

 新NISAであれば、税金が掛からないので、ある程度有利になる。

 

 しかし、アナリストの中には、「これからは、配当を上回る株価上昇が起きるので、利回りなどあまり気にしなくても良い。」と言う人もいる。

 

 過激な発言に聞こえなくもないが、あながち間違いとも思えず、そうなれば、ますます投資金額を積み増ししなければならないと思ってしまう。

 

 ここで、良いこと(?)ばかりを書いてきたが、実は、南海トラフ地震の災害が発生した場合のインパクトが強すぎて、これはかなりの恐怖ではある。

 

 戦争や災害が発生すれば、現金の価値はだだ下がりし、現物を持っている人が強くなる。

 

 そうなると、農業を営む人達ではなく、私達のような会社員が現物を持つとすれば、金(gold)か不動産くらいなものであろう。

 

 株、債券、円(これも債権ですが。)が紙くずのようになり、国内は大パニックである。

 

 強いて対抗できる手段があるとすれば、自身の健康体、家族の健康か、人の縁くらいかもしれない。

 

 

 数年前に、『グレートリセットがやって来た。』と騒がれていましたが、日本のグレートリセットが本格的に始まりそうな気がします。

 

 来るべき災難に備えておくことが賢い選択と思います。

 

 良い一日を。