昨晩のスーパーに出かけた時のことである。
買い物袋を両手に下げて歩き出すと、たまたま丁度良い重さだったのか、少し後ろに荷重が掛かり、姿勢を維持しようとして背筋が伸びて、立派な人“風”になった。
なんだか、とっても“できる人”のような感じである。
夜遅かったので、周囲に見ている人もいないのであるが、スタスタと歩くと気分がいい。
世の中には、“アファメーション” だの、 “引き寄せの法則” だのあるらしいが、“立派なエリートサラリーマン” に成り切れば、もしかして収入が上がったり、出世するのではないかと思った。
事務職で同期の人間に、一度だけ会ったことがあるのだが、まさにエリートで、同い年とは思えない奴がいた。
まさに、こんな青いスーツを着て、背はそんなに高くないが、背筋が伸び、髪型を整髪剤でバシッと決めて、肌は良く、ほんの少し笑顔で頭脳明晰であった。
僕は、普段は、こんな格好をしていて、スーツを着ることはできないのだが、
エリートのつもりで立ち振る舞えば、なんかそれっぽくなるのではないかと思いついた。
建築現場では、猫背や、かかとを引きずって歩いたり、髪がぼさぼさのままの人間がたくさんいる。
それは現場監督(施工管理者)だって同じである。
そんな中に《エリート風》の管理者がいたらどうだろうか。
これは、微妙に差をつけることができる。
さて、エリートサラリーマンに“なる”ためにはどうするか。
次回から連載形式で綴っていきたい。