昨年から新年にかけて、大事件が続いていますが、そうは言っても国内は能登半島をのぞけば、押しなべて平穏である。

 

 町へ出れば、どこでも賑わっているし、お金を持っている人はどんどん買い物をしている。

 

 大事件の陰で隠れてしまっているが、岸田内閣の支持率が史上最低と言えるほど下がっている。

 

 きっかけは統一教会の関与をあやふやにしていたことだったが、来年度から始まる増税(徴収)ラッシュと、ほとんど効果のない少子化対策のケチっぷりで、いよいよ落ち込んだ。

 

 国内では驚くほどのケチっぷりなのに、国外には法外な資金援助を即断したことも反感を買っただろう。

 

 しかし・・・である。

 

 彼を選んだのは自民党であり、自民党を選んだのは日本国民である。

 

 「いやいや、俺は選んだ覚えはないぞ。」

 

 と、声高に主張したところで、日本の〝民意〟が彼を選んでいるので、大多数の暴力と言うか、まっとうな民主主義政治で選ばれたのは間違いない。

 

 ひと昔前は、「安倍ガー」が流行っていたが、さすがに時代遅れになったか、今は「岸田ガー」が無くなって、ネットでは「増税メガネ」と蔑称している。

 

 しかし、岸田さん個人が、あまたの政策を決めているのではなく、決めているのは内閣の取り巻きである。

 

 取り巻きの人達も、外務省だろうが、財務省だろうが、日本経済会だろうが、自民党の老害連中だろうが、これまた日本国民であり、岸田さんは、ただの発表者である。

 

 

 

 なので、日本の政治を変えるためには、彼の取り巻きを総入れ替えせねばならず、そんなことは現実的に無理なのである。

 

 結局、選挙で自民党が当選する限り、何も変わらず、なにもかも曖昧なまま、オイシイ思いをする人が暗躍しながら、だらだらと時代が過ぎていくだけである。

 

 無論、そうであってほしいと思わないけれども、多くの人がそれに気が付かないまま、気付こうとしないまま時間が流れていく。

 

 ひろゆき氏が、「日本は老人が多く、老人ばかりがヒマを持て余して選挙に行くので、老人が得をする政策になっていく。だから若者が選挙に行っても無駄だ。」と言っていたが、しかし世代別に見ても、若年層もまた、自民党を支持している。

 

 ほとんどの人が、「なんとなく」自民党を選んでいると思われるが、結果的に同じである。

 

 悲観的になってしまったが、日本の『横這い力』もしぶとく、大事件が続いても、なんとか持ちこたえているのは、やっぱり日本民族の潜在力に支えられているのではないかと思います。

 

 やっぱり、長い歴史のある民族なんだろうな・・・と思います。

 

 

■ご参考に・・・

ここで各政党の個人的な印象を書いておきます。まあ、ご参考までに・・・。

 

〖自民党〗

国内最大の政党。戦後で長い歴史を持つが、利権団体とのつながりが多く、優秀で金を持っている人の意見に偏りやすい。選挙で勝つために、たまには中間層、低所得者に支持される政策を打ち出すが、結局、アメリカや一流層の意見に流されてしまう。野党があまりにも酷すぎるため、大多数の人が投票している。また老害政治家が、いつまでたっても居座っているおかげで新陳代謝が進まないのが致命傷。思考停止で選ばれている政党でもある。

 

〖公明党〗

創価学会と、ほぼ一体化しているが、宗教色に流されるかと言えば、そうでもない。

山口代表以外に適当な人物がいないのか、いつまでたっても交代することがない。

きっと争いごとが苦手なのだろうと推測されるが、逆に個人の意見よりも同調圧力のほうが強くて、それはそれで恐ろしい。

経済や科学技術、産業の発展よりも、生活、倫理に偏っている感があり、まさに宗教団体の影響かと思われる。早くから子育て支援に動いており、それは間違いなかったと思うのだが、自民党との利害関係にも縛られて、身動きしづらいようだ。

ある意味、日本の保守党になりつつある気がします。

 

〖立憲民主党〗

左翼というか、学生運動の名残りと言いますか、GHQの反戦教育(日本弱体化計画)に、見事にはまってしまって気が付かない連中。個人個人も、ぶっとんでいて、聞くたびに呆れるばかりの意見が飛び出す。民主党が政権を取った事もあったが、左翼新聞と当時の世論に傾いた政策を次々と打ち出し、日本経済を壊滅に追い込んだ。日本国内の支配層、各省庁、上流階級に支持されないので、情報も集まらず、政策実行力が致命的に欠けている。それでも、どこの団体が支持しているのか分からないが、一定の支持層がいる謎の団体。どうにかしてくれ。

 

〖国民民主党〗 オススメ!

玉木代表が踏ん張っているが、悪名高い“民主党”の冠を外さなかった影響で、悪い印象が拭えず支持を得られにくい。ただし、玉木代表の発言をよく聞いてみると、日本で一番まともなことを言っている政党であり、傾聴に値する。支持政党に迷っているなら、ここ一択。

残念なことに〝反対ばかりしている野党〟と十把一絡げにされて、不名誉を被っている。

 

〖大阪維新の会〗

橋本徹を始め、日本の政治を変えたいと立ち上がったが、小沢一郎と手を組んでから、あきらかにおかしくなった。おそらく、小沢一郎のひも付き連中が台無しにしたのだと思われる。吉村知事の甘いマスクで、「ええんちゃうん。」と、大阪府民のおばちゃん支持を得られているようだが、「イソジン発言」で知識人の嘲笑を集める。現在は、大阪万博インパール作戦で世間の反感を買っており、風当りは冷たくなっている。地元の自民党団体との軋轢もあるようで、大阪から抜け出せないようだ。

 

〖れいわ新選組〗

山本太郎が孤軍奮闘している姿は一目おけるが、低所得者層への感情に訴えすぎて、その他の層から支持ほ得られていないと思われる。

予算委員会や国会での発言で、「不都合な真実」を暴いている姿勢は、他の政党ができない唯一の存在であるが、世間的には、ほぼ無視されている。正論を言う奴は嫌われる例なのか?

“障碍者でも政治に参加できる。”と、国会議員にしてしまったが、現実的ではないので、それもまた世論から遠ざかってしまうだろう。

今のような姿勢では、消滅してしまうかもしれない。

 

〖N党あらため女性ナントカ〗

NHK内部告発が目的だったが、いわゆる中二病みたいな感じになって、解体寸前。

もう無理。

 

〖日本共産党〗

国家権力の横暴をユルスナー。の掛け声が政治信条となっており、何も知らないお年寄りの支持を集めているようにしか見えない。とにかく反対、反対、自民党はヒドイ、しか言わないので、ほとんどの人が呆れている。

十年に一回くらい、まともな事を言うので、その時だけちょっと耳目を集める。

 

〖社会党〗

かつて政権交代で総理大臣を生み出すほどのムーブメントに乗っかったが、政治力不足で自然壊滅。“続けることに意味がある。” 状態になっている気がして、政治上機能していないと思われる。