僕の仕事は、建設現場の施工管理です。
なので、一年に一回くらいの割合で地方を転戦している。
会社がアパートを手配してくれるのだが、何度も転居していると、あることに気が付いた。
それは、治安が悪い地域、住民の生活基盤が落ちるほど、アパートのごみ置き場が汚くなっていくことです。
逆を言うと、豊かな生活を送っている地域ほど、ごみの捨て方が綺麗になるのだと感じた。
今は、閑静な住宅街にいて、周りを見回すと、割ときれいな住宅が建っている。
私の会社(支店)は貧乏くさくてケチなので、いつも安普請、最低価格帯の賃貸しか借りてくれないので、今回はなんのかんのと言って、割合良い物件を選ぶように誘導した。
と、言ってもワンルーム物件なので、数千円高い程度ですが・・・。
まあレオパレスなのですが、レオパレスには、私のように短期で賃貸してすぐ出て行く人が多く、生活態度も良くない人も入って来る。
一番安い物件だと、夜中に騒音を立てたり、ごみは散らかし放題で、ロクな人間が集まってこない。
ところが、今回住んでいるほんの少し高い物件になると、すぐに出て行ってしまう。
最近も入ってきて、すぐに出て行ってしまった。
その時は、ごみの出し方が滅茶苦茶で、ごみの指定袋も使わず、ごみ置き場に投げ込み、カラスや猫に荒らされて生ごみが散乱している状態だった。
※あまりにも酷いので、自分で片づけました。
立体的にネットが張られたごみ置き場であるにもかかわらず、いつも一番手前に置いていくのでネットの隙間から、袋を破られていた。
もし、その人に、袋が破られないに気を付けようと気がつけば、カラスのくちばしが届かない奥へ寄せるはずである。
生ごみが散らかれば、誰かが片づける手間を入れなければならないし、腐臭が漂い、精神的にも不衛生である。
つまり、この人は 「ちょっとした手間」 を惜しんだばかりに、他人に「数倍の手間」を掛けていることに気が付いていない人でもあり、自らの生活環境が不衛生になったとしても気にしない人でもある。
また、そういった人達のごみ袋を見ると、大きな袋に分別しないで何もかも突っ込んで、そのまま捨てている。 ※ 西宮市のごみ収集車は善意で回収してくれているようです。
「大量に買って、大量に捨てる。」
これでは普段の生活からコスト意識が出来ていないのではないかと思いました。
無造作に入れられたペットボトルや、プラスチックの使い捨て弁当容器などを見ても、無駄に高い物を買っていることが分かります。
「物の整理が出来ない、考えの整理が出来ない。」
これでは、貧乏になるはずです。
「ごみ屋敷」 「断捨離」 「終活」など、ごみや不要物に関する話題は、いろいろありますが、ごみの出し方を正して少なくし、生活向上を目指してみてはいかがでしょうか。
無駄遣いを止めると、ごみの量が減ります。
ちなみに・・・
ごみ置き場を清掃し、アパート前に散乱していたごみを片づけると、周りの人が空気を読んで(うわぁ・・・。近所に小うるさいじじいがいそうなので気を付けよう。)きれいにするようになりました。
「ブロークンウィンドウ」とも言われる現象の一つで、汚くしていると、人々の心理が汚い方向に流れていくという現象です。
アメリカの街中に自動車を置いておき、ガラスを一枚破ると、あっという間に荒らされてしまったという検証結果に基づいています。
『人は低きに流れるもの。』 という言葉があるとかないとか・・・。
自分の生活環境を向上しようと思うと、自分から動かなければ変わりませんね・・・と、いうことでした。