前回も書いたのですが、ネットでもテレビでも紛糾している、イスラエル・パレスチナ問題について、少し触れておきたいと思う。
この土地を巡って、数千年の争いをしているのですが、今回のテロ攻撃ニュースを見て、瞬間的に騒ぎ立てている人達がいるのですが、あまりに知らなすぎるので、ここに書き込んでみた。
世界史をきちんと勉強している人達であれば、この問題の根の深さや複雑さをよくご存知だと思うのですが、簡単に言ってしまうと、イギリスが、アラブの人達と、ユダヤの人達に同じ土地をあげます。と、言ったことが発端となって、今日まで続いている。
これが有名な 『イギリスの二枚舌外交(実は3枚舌だったとも・・・?)』の成果であるが、今のメディアでは、ここまで解説できる能力を持っていないようだ。
上の図を見ていただくと分かるのですが、もともとはアラブ系のパレスチナ人が住んでいた土地である。
そこへ、当時、ヨーロッパで迫害を受けていたユダヤ人が、イギリスのお墨付きをもらって入って来て国を作ってしまったのである。
以降、ユダヤ人がどんどん集まってきて、パレスチナ人を追い立てて、現在の状況になっている。
パレスチナ人から見れば、ユダヤ人が侵略者なのですが、欧米、特にアメリカにユダヤ人の有力者が多いため、ユダヤ人が正しいような報道がされている。
そういった歴史を学んでいない人達が、ネットやテレビで騒いでいるのだから、知っている者からすると、なんていうか、もっと勉強してから物を言えよ。と思ってしまう。
簡単に欧米メディアの主張に乗っかってしまい、まあ、騙されていると言うか、踊らされているというか・・・、見事にプロパガンダにはまってしまっているわけです。
特に、イスラエルによるパレスチナ人への弾圧は酷く、今はパレスチナ人たちが住まわされている土地にまで侵略し、土地を奪い続けています。
イスラエルの強さは、その出生率とも言われる。
やっぱり人口増のオーナスは強いのですが、日本は・・・(-_-;)
これ以上、ここであれこれ書くつもりはありませんが、これが宗教問題というのなら、ユダヤ教は、他民族を侵略してもよい宗教となってしまう。
今回、イスラエル軍が侵攻して被害を出せば、今度はユダヤ教は危険な宗教として認知されることになるでしょう。
ユダヤ教の人達は、それでも構わないのでしょうか。
「イスラム教は危険な宗教だ。」と、今だに言っている人達がおりますが、どこの団体にも過激な人達がいるわけで、なんていうか、理解できないんだろうなぁ・・・と思ってしまいます。
果ては、イスラム教徒の労働者を日本に入れるなと書きこむ人がいる始末で、あほらしくて見ていられません。
これも前回書いたと思うのですが、これは宗教問題ではなく、土地を巡る争いなので、宗教と結びつけるのは早計ですので止めておきましょう。
そのほか、実は、そもそもハマスを支援していたのは、イスラエルとアメリカだったとかいう情報もあってなんか、これってアルカイダの話しとかに似てないか?
そうなると、いつも欧米諸国のご都合主義がもとになって、中東で紛争を起こしているのであり、贅沢と欲望を追求した欧米人が元凶とも言える。
よって、日本人としては、そこへホイホイと乗っていくのは、あきらかに間違いである。
だからよく考えて物を言わなければならないのですが、ネットやメディアを見ていると、うーーーん・・・、なかなかに絶望的です
しかし、当の責任者であるイギリスはダンマリですねぇ・・・。そんな国力も残ってないか、忘れてしまったのか?無責任だよなぁ・・・。