韓国のハロウィン圧死事故について、思うことを綴ってみる。
さすがに日本のネット右翼たちも、この件のことにあまり触れないらしい。
YouTube動画を眺めていても、相変わらず経済や大統領、軍事のことをいじりまわしている。
なんでも歴史的なウォン安で、外国企業が撤退しているらしいのだが、それはまた別の話。
さて、報道ワイドショーでは、警察の怠慢だの人災だとかのコメントを発信されているが、それ以外のことについても考察してみたい。
【一、そもそも若者向けの祭りが少ない】
事件があってから、渋谷ハロウィンのほうはすっかり意気消沈してしまい、参加を見送った人も多かっただろう。
もしかしたら、日本人特有の自重、自粛モードが発動されたのかもしれない。
それでも参加(?)した人も多かったようだ。
名古屋市内でも、それらしいことがあったようだが、淋しく警察に追い出されていた。
しかし、イベントの主催者がいないイベントなんて、いままで考えもしなかった。
大抵の場合、イベント団体があって参加客の管理をしている。
自然発生した現象であるならば、それはそれだけの需要があるということである。
私には、都会に集まった単身の若者が、自分を表現できる機会が少なかったり、若者らしいお祭りが少なすぎることも原因ではないかと思う。
社会にある規制、法律、ルール、社会通念、常識と言われるもの、忖度、暗黙の了解、自重、自粛、服務規程、空気を読むなど、人の行動を縛り付けるものが多すぎる。
昔は、暴走族がいて、そんなところにエネルギーが溢れていたのけれども、今はかなりマイナーな存在だし今の若者から見ると不器用過ぎるのかもしれない。
渋谷の大人たちは、このバカ騒ぎに眉をしかめているが、私であれば、この需要を大いに利用できないかと画策してみたい。
つまり、このハロウィン騒ぎを正式なお祭りとして管理するか、お祭りを増やして集中しないように管理できないかと思う。
秋葉原では、歩行者天国を管理しているが、そういえば昔流行っていた原宿の歩行者天国はどうなったんだろう?
渋谷でも、ハロウィンに合わせて数日間歩行者天国にしたらいいんじゃないかと思う。
また建築物の撤去も必要だ。狭すぎる空間は本当に危ない。
近辺で、どれくらいのお祭りイベントがあるのか分からないのですが、ハロウィンが10月末なのであれば、半年後の4月末や、分散するために1か月くらい前にお祭りを作ったらいいんじゃないかと思う。
【二、被害者は加害者】
事件後、警察が悪いとかコメントがたくさん流れていますけれども、しかし事故を起こしたのは集まった人達である。
確かに、緊急電話が入っても放置していた警察の不作為は許されるものではないが、もしかしたらこういった通報は頻繁に発生していて、全てに対応する気も起らなかったのかもしれない。
極端にうがった見方をすれば、「勝手に集まって、事故を起こして助けろなんて虫が良すぎる。」という言い方もできる。
※そういえば、増水のときに川の中州に取り残されて亡くなった事故の時に、さんざん暴言を吐いていたDQNがいましたね。ほんと、アホな日本人が増えたなぁ・・・と思います。
警察や政府のせいにするのは簡単だが、集まった人達にも責任があるのではないかと思う。
日本でもこういった傾向があって、国ガー、政府ガー、安倍ガーと騒ぐ人たちがいる。
秋葉原では、通り魔事件があってから、その地域の団体が管理するようになった。
渋谷にも、そういった動きが必要だと思うのですが、いかがでしょうか。
若者がこういうイベントで盛り上がりたいのであれば、自治団体や大学の学園祭チームみたいなのが発生してよいと思うのですが、いかがでしょうか。
【三、建築物の不備、整備】
これはさんざん言われていますけれども、道路にはみ出した建築物が、人の流れを部分的に止めてしまって、密集を作ってしまったという現象であります。
これも言って見れば、現地の人達がこれを放置してしまった結果なので、行政府だけの責任にするべきではないと思う。
東京でも、歩道に立て看板を置いたり、商品のワゴンを置いていたりするが、自分勝手だと思う。
それからまずいのは、この狭くて細い路地である。
下り坂のうえに、逃げ場がないこともかなりまずかったらしい。
そう言えば日本にもこんな路地があるなぁ・・・。
ヨーロッパへ行くと、人が集まりやすい場所には、大きな広場がある。
日本も韓国も、そういう広場が必要だと思います。
こういった痛ましい事故があったので、この辺りの建築物を撤去して、広場にしたら良いと思います。
東京も、建物が密集しているので、群衆があつまってしまう場の建築物は撤去したほうが良いと思います。
品川駅周りのように、空中回廊を作るのも有効でしょうね。
【まとめ】
行政府ばかりをなじるのではなく、原因と解決のために、多角的に追及し、改善していくことが肝要です。