全国の最低賃金を上げるべきかどうかで、労使間で協議が行き詰ってしまったようだ。
行き詰ったということは、どちらも、これ以上譲れなくなったからに違いない。
野党の人達は、時給を1500円にしろと声高に叫ぶのだが、1500円に出来る根拠がないまま叫んでみても、弱犬の遠吠えで終わってしまう。
野党の皆さん「大企業は内部留保を吐き出して、時給を上げろー!」
大企業「うちは時給制じゃありませんので・・・。」
野党の皆さん「政府は時給を1500に上げろー!」
政府「じゃあ野党の皆さんの雇っている人から始めたら?」
野党の皆さん「それは論点のすり替えだー。」
私、最近思うのですが、あいつが悪いとか、あの人がやっているから。とか、自分が何にもしないで、何とかなると思っている人が増えたような気がします。
手足を動かして働いている人から見たら、こんなアホらしいことはないわけです。
政府 「民間企業の皆さんには、賃金の上乗せをお願いします。私達は、株主還元のために,株を買い漁ります。お願いします!」
民間企業「お宅らのところから賃上げしたら?」
政府「今年の公務員のボーナスは下がりました!」
民間企業「・・・」
まあ、なんだかんだ言っても、先進国から比べたら、日本国内の安さは異常なわけで、なんとかしてもらいたいと思うのです。
かといって、中小企業の時給まであげてしまうと、経営がなりたたなくなる会社もあるわけで、うーん・・・、それってやっぱり経営者の責任だと思うんですよね。
いまだにブラック思考から抜けられない中小企業もあるようで、サービス残業なんかを正当化しておるわけです。
うちの会社にも、いまだにブラック思考から脱却できない人がいて、思い込んでしまってどうにもなりません。
統一教会と変わらないんですね。
じゃあ日本政府は何をしたらよいのかと言えば、やはり、保育士、介護士、看護士さんの給与を補填するべきだと思うのです。
そんなの大した見返りがないじゃん。と思う人もいるかもしれませんが、もはや、日本民族の存続問題にかかっているのだから、投資するのは当たり前だと思うのですが、なんて緊張感がないのだろうと思います。
日銀がせっせせっせと日本株を買い漁っておりますが、何の役に立つのでしょうか。
私にはさっぱり分かりません。
一度市場にでてしまった債権を買っても、発行した企業には、ほとんど恩恵がありません。
あるとするならば敵対的買収の防衛くらいなもんです。
(そんなにホリエモンが怖いのか?これだから日本はダメになってしまうんだよなぁ・・・。)
株価が上がったから経済が成長するのではなく、経済が成長するから株価があがるのであって、日銀の株買い漁りは何の役にも立っていない、いや、株を持っている人だけが売買で得をする構造になっているのです。
外国人投資家が、日本を見限って株を売る。
↓
日銀が株を買って株が上がる。
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外国人投資家が、日本を見限って株を売る。
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日銀が株を買って株が上がる。
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以下、負のスパイラルで繰り返し
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日本の人口減少
いまやこんな状況です。
だからこんなことになるくらいなら、働いている人に賃金を支払うべきでしょう。
わたしは、左翼でも右翼でもありませんが、あぶく銭に頼った政策は、いますぐやめて生活者、労働者にきちんと対価が支払える政策に切り替えるべきだと思います。
でも自民党が好きなんですよねぇ・・・
もう少し政治に興味をもった方が良いと思うのですが・・・