東京都内の電車に乗っていて、とても不気味に感じることがある。

 

それは、特に通勤時間に感じることなのですが、スマホを凝視している人が多すぎることである。

 

ほぼ全員といっていいほどスマホを凝視していて、それが生活のルーチンになっているようだ。

 

大阪から出張に来ていた人も同様に思っているらしく、かなりの違和感を感じていたようだ。

 

僕もスマホを使っているが、電車の中ではほとんど使わない。

 

家族への連絡、業務連絡(会社のタブレット)とか、あとビジネス系の記事をちょっと読むくらいである。

 

JRの構内には、『目の前にいるひとより大切なことって何ですか?』と、歩きスマホを止める啓発ポスターがデカデカと張られているのですが、まったく動じていない若者も多い。

 

(歩きスマホによる死亡事故も起きているから、公共機関の場では逮捕したほうがよいと思うのですが・・・。)

 

自分もインターネットにどっぷりはまっていたこともあるし、今でもユーチューブを見ている。

 

しかし、最近思うのですが、インターネットを常時閲覧していて、自分自身にとって、それほど重要な情報はないのではないかと思い始めた。

 

ネットサーフィンをしていて、良い情報に巡り合うこともあると思うのですが、自分の身の回りで起こる直接得られる情報を見逃してしまっている可能性が高い。

 

歩きスマホで人や物に衝突するといった事案は、分かりやすい例だと思う。

 

そういった身の回りのことよりも、スマホに熱中しているということは、逆に自分の身の回りに興味が持てないということだ。

 

と、言うことは、最初の話に戻りますが、東京近郊に住んでいる人達は、周りのことに興味が持てない人々の集団であると言えると思う。

 

長時間通勤と、近所付き合いがない生活圏では、そうなってしまうだろう。と、逆切れされそうだが、そんなに怒るということは、それは間違っていると自分で気づいている証拠でもある。

 

実際、彼らのスマホをチラ見してみると、ゲームか、カタログなどを延々と見ていて、はたから見ていると、スマホという広告媒体にからめとられて、金と時間を奪われているように見える。

 

要は金を稼ぐための巨大システムの、一役を担っているわけである。

 

恐ろしいのは、本人が気づいていないことだ。

 

簡単に言うと、にんじんをぶら下げて延々と走り続けているようなものだ。

 

もし、自分がそうなっていると感じたら、スマホとの接し方を見直した方が良いと思います。