二期が終わって、ネット上では大人気となっているようですが、最終回を見て一抹の不安を覚えた。
何故なら、今までアニメを見てきて、二クール目、三クール目になると、失敗してしまうことがあり、もし、この作品が三期を作るとなると、やらかしてしまう可能性があるからだ。
残念だった作品たち
【超時空要塞マクロス】
後半から、売れない歌手ミンメイとマネージャーのドロドロドラマが始まる。
小学生には、さっぱり分からないこのドラマ。
正直、今でも見る気がしない。
【らき☆すた】
後半になると、作者の漫画オタク苦労話が入ってきて、ちょっと違う世界に・・・。
【灼眼のシャナ】
三期目に、一気に大戦争になって、やらかした感満載。
良いアニメだったのに・・・
【ログ・ホライズン】
原作は良いのに、一期とくらべて凄まじい作画崩壊。
時間がなかったのか、スタッフが揃わなかったのか、NHKアニメなのに、何故こうなった?
【這い寄れ!ニャル子さん!W】
一期は、温かみがあって平和で面白かったのに、突然、鬱展開が始まって、見ている方は動揺。
ショートアニメの質も落ちて、あれれ?となった。
ルパン三世(Part5は優秀)とか、ゴルゴ13のような作品だと、いろんな人が連作しやすいのだろうけども、人間関係が動いていく作品だと、全体が動いてしまうので、次の展開をきちんと考えないと難しい。
一番懸念しているのは、二期の最終回で、喜びが頂点に達してしまったことである。
※最終回だから仕方がないのかもしれませんが、正直、茶番だった。スミマセン。
つまり次は、落ちていくことになる。
もう一つの懸念は、一期が大幅に作品を組み直している独創性があったのに、二期にそれを感じられない点である。
原作を5巻まで読みましたが、だんだんとアニメと原作がほぼ一緒になったので、ひょっとして丸写しを始めたのではないか?と思いました。
原作をアニメ化するときに、アニメというジャンルに変換するには、独自性や独創性があってこそだと思うのです。
丸写しであれば、アニメを見る必要が無い。
22分(?)×12話という構成の中で、うまく調理する必要があり、アニメならではの完成品を見たいのです。
まだ懸念があります。
二期の主題歌が良すぎて、次を作れるのか不安になることです。
一期から二期へかけて、作品が醸成したように、主題歌もハイな感じになって、さて、次はどうなるかというところです。
あと、これはあまり言ってはいけないのかもしれないが、武本監督の思想や思考の影響をどこまで再現できるのか、別なテイストを打ち出すことができ、また、それを違和感なく作品に反映できるのか。
感じている人がどれくらいいるのか分かりませんが、やっぱり一期と二期は違う。
一期では、肌触りとか温もりみたいなものが画面から感じられたが、二期は画面がきれいになっているけれども、肌触りみたいなものが犠牲になっていると感じた。
と、なると、さて、三期は・・・?
これ以上新しいキャラクターの入る余地がないし、そのまま続けても、だらだらと日常アニメが続いてしまうだろう。
もし自分がこのまま三期を作るならば、こうするだろうと妄想してしまったので、書き記したいと思う。
【小林さんちのメイドラゴン Ultimate】 [三期]
相変わらず楽しい日常を続けていたが、ある時、ルコアさんが異世界へ帰ることになった。
異世界が戦争と破壊で、滅亡するほどの被害を受けたので、創造の神龍であるルコアが、罪を放免されて、異世界へ帰り、世界の復活に尽力することになった。
翔太くんは、いつか大魔法使いとなって、いつか異世界へ行って再会することを誓う。
そののち、小林さんに恋人が出来て、なんとなく付き合うようになった。
やきもちを焼くトールであったが、人間の結婚と子育てという幸せを受け入れ、ついに異世界へ帰る事を決意する。
もちろん、親友であるエルマもトールについていき異世界へ帰る。
カンナは、トールなしでは、こちらの世界で生きていけないと知り、やはり一緒に帰る。
イルルは、駄菓子屋の主人であるおばあさんがこの世を去るまで、見届けると言い、居残る。
ファフニールは、トールたちが帰ると知り、居続ける理由がなくなっといって、やはり帰ってしまう。
小林は結婚、子供を産み、子供をあやしながら、いつかまたトール達と会いたいと願って、作品は終わる。
【小林さんちのメイドラゴン Final】 [四期]
子育てが一段落した小林は、復職して忙しく働いていた。
人手不足が重なって、小林の忙しさは極まるばかりだ。
旦那は長期出張、子供は大学生となり、顔を合わせる時間もないほど忙しい。
「こんな時に、トールが居てくれたらなぁ・・・。」と、思わずぼやいた瞬間、「じゃーーーん、お呼びですか?小林さん!」と、突然、トールが現れる。
どうしても会いたくなってやってきたのだと言う。
が、本当は、不穏な動きをしているドラゴンと人間の邪心勢が、こちらの世界に侵入したことをエルマが察知し、阻止するために帰ってきたのだった。
そて、小林(人間)の寿命のことを考えると、会える時間は少ないと気づき、異世界から、少し大人になったカンナも連れて戻ってきた。
そしてついに、トール、エルマ、イルル、カンナ、翔太くんで力を合わせて、邪心勢を打ち倒す。
打ち倒した後、駄菓子屋の主人が亡くなり、イルルは悲しみながら、「私は幸せだった。お前はどうするのか。」と、トールに語る。
戦いが終わって、トール達は異世界に戻り、その後、時々小林に会いにきていた。
しかし、小林が年を取り、介護が必要になると、また同居が始まる。
そして、小林が息を引き取るまで介護を続けた後、トールは異世界へ戻り、自分も子供を授かる。
トールが、子育てをするシーンで作品が終わる。
こんな感じかなぁ・・・。
悲しいけど、これ現実なのよね。というセリフが出てきそうだ。
自分で考えておいてなんですが、壮大で悲しいなぁ・・・
思い出したけど、ジャングル大帝レオの原作も、子供を残して終わったと思う。
命をつなぐ大切さを教えてくれる作品です。
絶対に読みましょう。
ここまで作れば、『太陽の牙ダグラム』に続く、アニメ界の大河ドラマと言われるかもしれません。
京アニさん、いかがですか?