博多にて撮影

 

なんでも世間の有効求人倍率が落ち込んでいるとかで、就職難の時代なのだそうだ。

 

僕は、建設業に従事しているが、いまだに人手不足が続いていて、下請け業者さんに仕事のスケジュールを告げると、「ちょっと、今、人がいないんで・・・どうしようかなぁ・・・。」と、ぼやいている。

 

世間一般の普通の人達からは、かなり特殊な世界と思われているのか、いまだに3K【きつい・きたない・危険】と思われているのだろうと思う。

 

たしかに体力と少しのコミニケーション力や身体能力を問われる職業ですが、女性でもできる職種がありますので、「ゼネコン現場監督」の視点から、各職種別に紹介したいと思うので、これからここに書き記したいと思う。

 

職種によっては、建設現場にいないと全く想像もつかない職種があるので、参考にされたし。

 

では早速始めたいと思います。

 

【建設業、建設職の全般傾向】

➀身体能力と体力について

「体を動かしてなんぼ。」の世界なので、四肢がきちんと動くことが前提です。

身体に障害があっても可能な職種もありますが、もしそうであれば、ハンディキャップを乗り越える根性か、図太さが必要だと思います。

当たり前ですが、だらだらと過ごすことはできません。

働かない者は淘汰されますし、簡単に解雇されるでしょう。

体力がないと思っている方は、働くことで体力をつけるしかありません。

もちろん、そうでない職種も存在しますが、いづれにせよ、怠け者はすぐに排除されます。

「自分がどれだけ貢献できるか?」と考える人が生き残れます。

 

②精神論

前項でも申しましたが、怠け者はすぐに排除されます。

ただし、いわゆるブラック企業のような会社や人間は少ないと思われます。

数十年前までは、暴力団や元ヤクザのような人もいたのですが、収入が下がってきたため、その手の人達はいなくなりました。

大切なのは、「約束を守る。」、「チームに貢献する。」、「嘘をつかない。(方便や駆け引きはあります。)」、「時間を守る。」ことぐらいでしょうか。

これらを破ると、おそらく、たちまち仲間外れにされて、追放されるでしょう。

特に虚言壁のある方は、あっという間に独りぼっちになりますので、変なプライドは捨てて、仲間とわいわいやったほうが結果的に良いと思います。

 

③給与・収入

きちんと聞いたことはありませんが、日当にすると、9千円~2.5万円くらいでしょうか。

簡単と思われている職種は安いし、経験や体力、技術を必要とされる職種は高いです。

しかし、“雇われている”限り、そんなに給与は上がらないでしょうから、より高い収入を得たい方は、事業主となって人を雇う側になって仕事を請け負っているようです。

個人事業主は、いっぱいいるので、事業主となるのは珍しい事ではありません。

 

④労働時間

残念ですが、拘束時間は長いです。

建設業に携わる人は、だいたい朝5時半くらいに起床して、自家用車か乗り合いの車で、建設現場に向かいます。

労働時間は、8時から17時が一般的で、帰宅できるのは、19時から20時といったところです。

働き方改革で、土曜日、祝日出勤が減る傾向にありますが、突貫現場や、稼ぎたい人は出勤しています。

もちろんそうでない職種もあります。

 

⑤その他待遇

保険や年金関係、労働契約書など、きちんとした会社を選んでください。

僕は、毎日のように、これらの事を、各作業員さんごとに確認する業務をしている時もありますが、やはりこの辺の事をきちんとできない会社は、避けるようにしてください。

要は、日本に存在する会社として、それくらいのことができない、いい加減な会社に勤めても、あなたの人生もいい加減になってしまうということです。

 

全般的には、こんな感じです。

もし仮に、あなたが面接へ行って、会社が暗そうだったり、質問したことにはっきり答えられないようなら、即中止したほうが良いと思います。

 

2回目からは、各種別に説明したいと思います。